2020.10.26.

今日の「名場面」を挙げてみる、、、

スポーツニュースでは、野球のホームランやサッカーのシュートのそれぞれのシーンをまとめて放送することがあります。
時間にしてわずか30秒とか1分の短さですが、その日にあった全シーンがダイジェストで流されるので、ついつい見入ってしまいます。
「よくやった!」「これはスゴイ!」「シビレルーー」……
 ホームランやシュートは野球やサッカーの華なので、たとえダイジェストであっても面白いし、繰り返し見たくなってしまいます。そうしたシーンはまさに名場面なので、極めて満足度も高いです。
 なぜそれらのシーンが華なのかと言うと、1つには得点が絡むから。応援しているチームが勝っていても、反対に負けていても、見ているほうもテンションが上がります。
もう1つには、頑張ってきたことの正当の結果だから。ホームランやシュートを打ったりするのは、カンタンではありません。たった1つのホームラン、シュートを打つために、選手は尋常ではないほどの猛練習をしています。
相手もホームランやシュートを打たれないように、同じくらい、いいえ、それ以上の猛練習をしています。
カラダを鍛え抜いた同士が真剣勝負でやっている中でのホームラン、シュートですから、その1つ1つはとても価値があるものです。見ているほうもそれが分かっているから、たとえ数秒しか映っていなくても、見たことで大満足します。
そんな名場面は、実は誰の人生にもあります。実際に野球やサッカーをやっていてもいなくても、すべての人の人生において、プロの選手がホームランやシュートを打ったシーンと同じくらいの名場面があるものです。
 華のある/なしは、まったく関係ナシ。またちょっとしたことでも、いいです。
たとえば、電車やバスで立っているお年寄りに席を譲った。道でゴミ拾いをした。道で迷っている人に正しい行き方を教えた……。
 ホームランやシュートと言うと、「そんな華やかなことはしていません」と否定する人でも、ちょっとしたことならいくつか思い出せるはずです。
それら1つ1つをダイジェストにして、「今日の名場面」として1日の終わりに自分の中でピックアップしていくと、充実感を得られます。
「今日もよくやったな」と満足感を覚えるとともに、幸せな気分のまま眠りに就くことができます。
あなたの今日の名場面――。それは、どういうものでしょうか?