人生は、あまりにも短すぎます。冒頭からこんなことを言うと、「何ごとか?」とビックリする人もいそうですが、別に誰かを驚かそうとしているわけではありません。
より正確に言うと、「人生は、付き合うべき人とじっくり付き合うに短すぎる」となります。あなたの周りにいるのがどういう人なのかは分かりませんが、1つ聞いてみます。
「周りにいる人たち全員が、あなたが付き合うべき人ですか?」
あなたが「YES」と答えることを願っていますが、その可能性は低そうです。それは、あなたの表情が一瞬曇ったのを見れば分かります。
「本当は付き合いたくはないのだけれど、仕事上どうしても断ることができなくて、仕方なく付き合っています……」
あなたは、そんなふうに言うかもしれません。これは、本当におかしなことです。
付き合いたくなければ、バッサリ関係を断てばいいだけです。それで困ることはありません。「困る」と思うのは、あなた自身の思い込みです。
付き合うべきではない人との関係を「断ったほうがいい」のは、エネルギーが違うから。それは、思考・感情・行動のすべてのレベルで異なります。
エネルギーが違うから、思考も感情も行動も一致するところがありません。それでは一緒にいてもうまくいかないし、あなたに悪影響を及ぼします。付き合っていいことがありません。
それなのにまだ付き合おうとするのは、大切な人をないがしろにすることになります。その大切な人とは、あなた自身と、本来、付き合うべき人。
付き合うべきではない人と一緒にいると、付き合うべき人と過ごす時間がなくなります。それは、あなた自身と付き合うべき人の双方にとって不幸なこと。
付き合うべき人と一緒に過ごす時間をつくるためにも、付き合うべきではない人との接触をなくしていきます。付き合うべきではない人と一緒に時間を過ごすことほど、意味のないことはありません。
多くの人は、このことに無自覚すぎます。
「エゴイスティックだ」「人付き合いが悪い」……
付き合うべきではない人から、こんなふうに非難されても気にすることはありません。
その人と一緒にいる時間をなくして、あなたにはいいことばかりが起こっているのではないですか。それが、付き合いをやめてよかった、何よりの証拠です。