2022.8.25.

付け焼刃にならない、、、

 何かを習得するのに、「近道」はありません。必要なプロセスを1つ1つ通っていって、それらすべてを消化して初めて、「できる」ようになります。

 プロセスを1つ1つたどっていくのは時間がかかるし、もどかしい思いをすることもあります。ある程度できるようになると、「早く習得したい」から、プロセスをすっ飛ばしたくもなってきます。いわゆる「近道」を通ろうとします。

 それがいいか悪いかと言うと、答えるまでもありません。「よくない」と分かっているにもかかわらず、プロセスを端折ろうとする人はたくさんいます。あなたがその1人でないことを願っています。

 必要なプロセスをすべてたどるのではなく、ショートカットしようとする人は、「付け焼刃」でものごとに取り組む人です。

ある程度できるようになると、しかもそれなりの人生経験があると、ポイントだけを押さえてしまえば、なんとかなってしまうものです。格好だけはすべてのプロセスを通った人と同じように見えます。

 当たり前ですが、それはほんのいっときだけ。試験前に一夜漬けで勉強したのと同じで、そこそこいい成績をとれたとしても、覚えたことはほぼすべて忘れてしまいます。

試験が終わってしまえば、何も覚えていないので、「まったく勉強していない」状態にさえなっています。これでは、「身についた」とは言えません。

 付け焼刃とは、その程度のこと。一時的に「できる」ようにはなっても、時間が経つにつれて、その刃がさびついていたことが発覚します。

 世の中には、たとえば、誰かの代わりに急遽、やることになったケースなど、付け焼刃でなんとかしなければならない状況は、確かにあります。

それは、必要なプロセスを端折って身につけることなので、一時的に「できる」ようになってそこそこの成果を出したとしても、すぐに馬脚を現します。

何より再現性がゼロ。付け焼刃でできるようになったとしても、「身につけた」とは言えません。

どんなことであれ、何かを身につけようと思うのなら、必要なプロセスすべてを通る必要があります。そのプロセスがたくさんあるからと、端折ってしまうようでは、結局身につかずに終わります。

付け焼刃をしても、残るものは何もありません。一種の「安物買いの銭失い」と肝に銘じておくべきです。

(朝の独り言)
今日の北海道は快晴で気持ちが良いです。最近は 良い話が決まっているので、これからが凄く楽しみです。
来年からバイオリズムも良く、さらに人生を飛躍したいという前向きな気持ちになります。やはり、積極的な心の在り方が より良き人生になると思います。
中村天風先生の本を読んで頂けましたか。まさに、より良き人生を生きるためのエッセンスが凝縮されています。また、バイオリズムに関しては、溝口メンタルセラピストスクールの講演会もありますので、是非 ご参加下さい。