2020.2.2.

仮説力を磨いていく、、、

「こういうことをやったら、うまくいくんじゃないだろうか……」

それが思いつきであれ、じっくり考えたものであれ、1つ1つのアイデアはすべて仮説です。

それが本当にすぐれたアイデアなのか、それとも箸にも棒にもかからないものなのかは、実際にやってみなければ分からないことです。

やってみると、結果が出ます。逆に言うと、やってみなければ、なんの結果も出ないものです。

すぐれたアイデアだとしても、やらない限り仮説のまま。「これはいい!」と思うのであれば、やってみるに限ります。やってみて結果を出すことでしか、そのアイデアが優れていることを証明する方法はありません。

もっとも、やってみたとしても、一発で結果が出ることも少ないものです。最初のうちは「これはイケるかもしれない」という手応えがつかめれば、御の字です。

「もっとこうしたほうがいい」「ここはこうしよう」「次はここを変えてみよう」……

こんなふうに改善のアイデアをいろいろ出していきます。それもあくまでも仮説。とは言え、さまざまな仮説を試行錯誤していくと、遅かれ早かれ、うまくいくようになります。

それが、「仮説力を磨く」ということ。結果とは、仮説力を磨いていった先に出るものです。

結果を出すには、アイデアを出すことは不可欠。残念ながら、それだけでは十分とは言えません。

もう1度言いますが、アイデア自体は、仮説。その仮説を実際にやってみて、よりよいものに仕上げていくことは、もっと重要です。

この仮説力のある/なしが、最終的には結果が出る/出ないに大きく関係してきます。「アイデアはあるのに、なかなか結果が出ない人」がいるとすれば、その人は仮説力を磨いていない可能性が高いとも言えます。

仮説力を磨いていくには、一朝一夕にできるものではありません。それこそ繰り返しやっていくだけです。

やればやるほど、仮説力は磨かれていきます。この仮説力が身についたときは、何をするにあたっても不安も心配もなしに行動できるようになっています。