2017.11.6.

先の先を読む、、、

「先手必勝」は、勝負ごとの鉄則です。今年プロ野球で日本一になった福岡ソフトバンクホークスは、先制した試合で73勝9敗という圧倒的数字を残しました。

勝率9割近いのですから、まさに先手必勝です。

 ビジネスでも、先手必勝は有効です。競合より先に動けば、より多くの顧客を獲得する可能性があります。

もっとも、ただ競合より先に動くだけでは意味がありません。本質的なことは、顧客が何を求めているかを察知したうえで動くことです。

たとえば、顧客があなたと競合のAさんのどちらをパートナーにしようか、迷っているとき。提案している商品やサービスには、それほど差はありません。

Aさんがダンピングでも仕かけない限り、価格も同じようなものです。どちらも遜色がなければ、先に動いたほうが有利なように見えます。

こういうときこそ、慌てることなく先の先を読む必要があります。読むのは、競合の動向ではありません。

顧客が商品・サービスに何を期待して、どのようなビジネスを展開していこうとしているのかを探り出していきます。

発揮すべきなのは、あなた自身の「先の先を読む力」です。顧客のニーズを先回りして、近い将来、メリットを得られるような提案をすることです。

「顧客がこういうビジネスを展開したいと思っているのなら、こういう商品・サービスを提案したほうがいい。

そのほうが顧客が2、3年後には損益分岐点をクリアして、利益を出せるようになっている……」

そう思うのであれば、Aさんの商品・サービスよりも高価格になっても、高品質のものを提案していきます。

一見すると、無謀な賭けのように見えますが、バクチでもなんでもありません。

顧客としても将来的なビジネス計画を踏まえた提案をしてもらえば、「願ったり叶ったり」です。

目先のコストアップにはなっても、ビジネスが軌道に乗れば十分に回収できます。

ほとんどの顧客は、そうした先の先を読んだ提案をしてもらいたいと思っています。

ただ競合より先に動くだけの先手必勝は悪くはないですが、十分な効果を得られないものです。

顧客にとってメリットのあるように、先の先を考えて、動いていく――。そこまでするのが、ビジネスでの先手必勝です。

(朝の独り言☆)
東京は、トランプ大統領の影響で、道路が渋滞でした。チェックインしたのが出発7分前、スタッフと搭乗口までダッシュして間に合いました。スタッフの走りは、早い早い 笑笑 感動しました。