2022.4.20.

公正で論理的な言動をする、、、

「あの人の言うことには一理ある」「あの人の言うことは腑に落ちない」……

 同じようなことを言っているのに、納得される人もいれば、まったく信用されない人も出てきます。両者の差がどこで生じるのかと言うと、決して話の「うまい下手」ではありません。このことは多くの人が、カン違いしています。

 違いを挙げるとすれば、客観性。話に納得してもらえるのは、客観性があるから。話の中身が信用されないのは、客観性がないから……。

 客観性とは、公正で論理的であること。コミュニケーションに限らず、社会で活動するときには、あらゆる場面で求められます。

常に客観性のある言動をすると、「あの人の言うこと/やることは間違いない」と、周りの人が納得してくれます。評価も高まって、チャンスも回ってきます。

客観性に欠ける言動をしていると、「あの人はちょっと……」と、距離を置かれてしまいます。信用がないので、チャンスもなかなか回ってきません。

客観性を身につけるのはカンタンではないですが、難しくもないです。あることを意識すれば、誰もが身につけられます。それは、次の3つ。

最初が、私利私欲がない。当たり前ですが、「自分のためになる」ことばかり言っていたら、客観的でもなんでもありません。我田引水で、信用性がゼロ。聞いている人が「無私の境地からの発言だ」と感じられれば、話に納得してもらえます。

次が、具体的である。抽象的なことを言うのは悪くはないですが、真偽がハッキリしないので、「この人の言うことは本当なのだろうか?」という疑心暗鬼を招きかねません。言っていることが具体的であれば、聞いているほうも検証しやすいし、真実味を感じれば、納得してくれます。具体的であることは、客観性を担保します。

最後が、ゴールがハッキリしている。その発言を実行していくと、どういうふうになるのかが見えていると、「あの人の言っていることはもっともだ」と共感しやすくなります。

私利私欲がなく具体的ではあっても、ゴールが見えていないと、「この人の言っていることを採用していいのだろうか?」と不安になって、最後の最後で納得を得られない可能性が大です。ゴールまで見えるのが、客観性です。

あなたは今日、客観性のある言動をしましたか。その言動が公正で論理的で、相手に共感してもらえましたか?

(朝の独り言☆)
先日、近くの病院内歯科に先生が大学から派遣され、ご挨拶に来ました。私がその先生に伝えたことは、「いかに優秀な歯科医師になるか は、北海道大学へ行くために誰よりも勉強したように、仕事の後の休みにどれだけ頑張るかですよ」と言いました。受験も仕事も、人よりどれだけ自由に選択できる時間を価値に変えるかが 人生の違いになります。意外にそのことを認識している人が少ないのではないでしょうか。