2019.2.27.

共有できているか確認する、、、

組織が大きくなるにつれて生じてくる問題はいくつかあります。その1つが、「ズレ」です。それは、部署間であったり上司部下であったり同僚間でも発生します。

何もしないでいると、ズレはドンドン大きくなっていって、ついには修正ができない事態に発展していきます。そうならないためにも、ズレをなくす努力は常にしていくべきです。それは、立場が上の人はもちろん、すべての人がしていくべきものです。

いくら同じ組織に所属しているとしても、考えていることや思っていることは1人1人異なります。それをムリやり統一しようとすると、個人にしわ寄せがいきます。

ときには自分を押し殺すことにもなりかねません。

個人を犠牲にして一体感をつくり出しても、長続きはしません。そういう組織は、いずれ瓦解します。

こう言うと、「ズレをなくすのはムリ」ととらえる人もいそうですが、そんなことはありません。ズレをなくすことは、可能です。

ズレが発生するのは、いくつかの原因があります。それを解消していけば、自然に統一感が生まれるようになります

原因の1つが、組織にとって大事なものが何か決まっていないこと。それが分かっていないから、1人1人が自分にとって大事だと思っているものを追求するようになります。必然的にバラバラになって、統一感のカケラもありません。

もう1つが、大事なものが共有されていないこと。組織にとって大事なものが決まっていても、それをしっかり認識し実践していなければ、やはりバラバラになって、統一とはほど遠くなります。

なかには自分にとって大事だと思っているものを追求している人もいるかもしれません。

結局のところ、ズレは大事なものが共有されていないときに起こります。それを防ぐには、面倒でも共有できているかどうかを確認していく以外にありません。

たとえば、朝礼やミーティングで毎日繰り返し語るなどの地味で地道な取り組みをしていきます。

そこまで徹底してやるからズレはなくなっていきます。何もせずにいると、自然にできてしまうもの……。それが、「ズレ」です。

あなたは今日、ズレを感じましたか。ズレをなくす取り組みをしましたか?