2020.7.10.

出鼻をくじかれない、、、

1日の最初の仕事にどんなことを選ぶのかによって、その日の成果が大きく変わってしまう……。そう言ったとしても、決して大げさではありません。
パソコンを起動させて、メールをチェックする。あるいは新聞を広げて、有益な情報がないかどうかチェックする……。
1日の仕事の始まりにこれらを選ぶ人は、少なくありません。あなたも、その1人でしょうか……。
それらも仕事の一環ですし、さすがに「するな」とは言いませんが、「最初にやることではない」のは明白です。
それらは、スキマ時間にできてしまいます。むしろひと仕事を終えてからやったほうがいいことです。
なぜメールチェックを最初にしないほうがいいのかと言うと、アクションを迫られるからです。
たとえば、クライアントからの問い合わせのメールがあったとすると、すぐに対応せざるを得なくなります。
緊急性もない、どうでもいいことでも問い合わせが来ている以上、対処せざるを得ません(もっとも、本当に緊急なら、もっと早く連絡が来ています)。
しかもそういうどうでもいいことでも、いったん取りかかると手間ヒマがかかります。午前中ずっと対応に追われていたなんてこともザラです。これでは「貧乏くじ」を引いたようなものです。
情報収集に至っては、キリがありません。「何か有益な情報はないか」と、際限なくネットサーフィンしてしまい、気がついたら「もうランチの時間か……」なんてことになるのはザラです。
これらスキマ時間でもできることを最初に選んだら、確実に出鼻をくじかれます。最初が肝心。決して1日の始まりとしてり組むことではありません。
それらに午前中いっぱいかかりきりになったら、本当にやるべき仕事をするのに残された時間は午後だけ。
残りの時間で終わらせられればいいですが、もしできなければ残業することになります。どうでもいいことに必要以上に時間をかけて、やるべきことを終わらせるために残業するとしたら、本末転倒です。
最初に取りかかるのは、やるべき仕事。それは人によって異なりますが、時間がたっぷりあるうちに手がければ、余裕を持って取り組めます。