「これだけはやりたい!」
自分自身がそう強く思うものであれば、条件とかタイミングとかにかかわらず、やったほうがいいに決まっています。
周りから「やめたほうがいいよ」「ムリしないほうがいいよ」と引きとめられも、やっていきます。
極論を言うと、勝算ゼロでも絶対にやるべきです。「やりたいことをやる」というのは、本来的にそういうことです。
100%とは言わないまでも、かなりの勝算がなければやらない……。そう思うのであれば、「やりたいことをやろうとしている」とは言いません。それは、「うまくいくことをやろう」としています。
お金がない。人脈がない。経験がない。情報がない。タイミングがよくない……。
それらを理由にしてやめてしまうのだとしたら、それはそれで本人のためです。なぜなら「うまくいくこと」をやろうとしているのですから……。
「やりたいこと」と「うまくいくこと」は、まったく違います。この2つを混同している人は、少なくありません。
やりたいことをやろうとするなら、うまくいく/うまくいかないにかかわらず、トコトンやれるはずです。それが本当に「やりたいこと」だとしたら……。
何も「うまくいかなくていい」と言っているのではありません。やりたいことをやったとしても、うまくいく保証はゼロ。勝算などあってなぎがごとし。
それでもこれだけは言えます。始めなければ、そのやりたいことが何1つ実現しません。
やりたいことなら、うまくいく/うまくいかないにかかわらず、トコトンやっていきます。最終的にうまくいかなくても、自分自身が努力した結果なら納得できます。
もっとも、悲観論ばかりでもありません。やりたいことなら、どんなにつらくても続けることはできます。
1年、2年と続けていくうちに、経験を積み、情報を入手し人脈も増え、タイミングが合うようになれば、うまくいくことがあるかもしれません。それは、始めていないと実現しないことです。
やりたいことなら、勝算ゼロでもやるべきです。やっているうちに勝算が少しずつ上がってうまくいく可能性が出てくるかもしれないのですから……。