2019.4.8.

危機の芽を摘み取る、、、

忘れたころにやって来る……。そういうものはいくつかありますが、その1つが、「危機」です。

より正確に言うと、うっかり忘れていたころにやって来ます。完全に忘れ去っていたわけではありません。

うっかり忘れていたときだからこそ、やって来ると「ヤバイ」「どうしよう?」と動揺して、対応が後手に回りがちです。そのために危機を拡大させてしまい、自分1人の手では負えなくなります。

誰かの助けを借りてなんとか乗り切ったとしても、必要以上に被害や損害が大きくなっています。こうなったのも自業自得。

もしうっかり忘れることがなければ、早めに対処して、危機の芽を摘み取ることもできたはずです。危機そのものを事前に回避できたかもしれません。

もっとも、うっかり忘れるのは、誰にでもあること。忘れないでいることも、不可能です。

危機を回避するには、まずうっかり忘れを防ぐこと。「急がば回れ」ですが、そうするのが賢明です。またそのほうが確実です。

防止法は、人それぞれ。自分に合ったものを取り入れるべきです。

汎用性が高いことを言えば、頻繁にチェックすること。そのためにチェックリストをつくるのもいいかもしれません

危機とは、日常のちょっとした支障が積み重なったり大きくなったりしたものです。それは目に見えるか見えないかくらいの小さなもの。

少なくとも言えるのは、事前にそれを摘み取っていれば、危機が発生していないこと。危機防止策は、日ごろの取り組みにあります。

支障がないようにチェックし、気づいたときに対処すれば、事前に回避できます。危機は、未然に防げます。これは、誰もができることです。

その支障をチェックすることも、また事前に対処することもうっかり忘れていたから、危機が起きてしまった……。危機とは、そういうものです。

起こすのも、自分自身。事前に回避するのも、自分自身。あなたは、どちらでしょうか……。