「このままではいけない」「なんとかしなければ」「いい方法はないだろうか」……
自分が置かれた状況に異変を感じたとき、人は「危機感」を持ちます。それは、防衛本能でもあり、生存本能でもあります。
危機感とは、「ヤバイ!」と思ったときに生まれるものでが、そう思ったときはすでに厳しい状態に追い込まれています。
打開策を考えようにも後手に回って、状況はドンドン悪化していきます。
さながら明智光秀の軍に取り囲まれた本能寺の織田信長のような状況です。「ヤバイ!」と思ったときは、もう「時すでに遅し」です。
「ヤバイ!」ではなく、「ヤバイかもしれない」の段階で感じるのが、危機意識です。
織田信長で言えば、明智光秀の様子が「何かおかしい」と気づいて、本能寺ではなくこっそり別のところに泊まるようにしていれば、危機意識が働いたということです。
危機感と危機意識は、違います。どうにもならなくなって、「ヤバイ!」と思うのが危機感です。
ヤバくなるはるか前の段階で、「何かおかしい」と感じるのが、危機意識です。日ごろから持っておくのは、言うまでもなく後者です。
周りになんの変化はなくとも、「何かあるかもしれない」と危機意識を持っていれば、異変に気づきます。
自分だけがそう思うにしても、そこに根拠はありません。ただ自分が「ヤバイかもしれない」と感じるだけです。
「何かおかしくないですか?」
誰かにそう問い質したり相談したりするのは、意味がありません。
その人たちは、危機意識を持っていないのですから……。別に彼/彼女が鈍感なのではありません。
危機意識とは、状況がまだ悪くもなってもいないとき、「これからよくないことになりそうだ」と事前に察知するものです。
それは、特殊な能力ではありません。自分自身、および置かれた状況を日ごろから観察して、「何かおかしい」と異変をキャッチするだけです。
これは、本来、誰もが持てるものです。
危機感を持ったときに対策を考えても、後手に回って対症療法を施したりするので精いっぱいです。状況の悪化を止めるだけになりがちです。
危機意識を持っていれば、状況を変えるための対策を考えて実践していくことで異変を事前に解消できます。
うまくいけば、今よりももっといい状況をつくることも可能です。
(朝の独り言☆)
今晩は、介護審査会です。19時からです。かなり事前準備などあり大変ですが、半年の任期をしっかり勤めたく思います。明日は朝からコーチング、その後は夜まで手術です!
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