すべての人には、「可能性」があります。大きい/小さいは別にして、それは誰にも与えられています。
あなたにも、なんらかの可能性があります。それが開花するかどうかは、実は誰にも分かりません。
自分のことは本人が一番よく分かっている……。そう言いたいところですが、むしろ自分自身が一番分かっていなかったりします。
なぜ本人が自分の可能性を把握できないのかと言うと、理由があります。それは、可能性を大きくするのも、反対に小さくするのも自分自身だからです。
可能性を育てるのは、自分自身――。このことを理解している人は、それほど多くありません。
可能性は、育てるものです。勝手に育つものではありません。
誰の中にも、いろいろな可能性があります。それは、れっきとした事実。そのたくさんある可能性の中で、どれを選ぶのかを決めるのは、自分自身。誰かに選んでもらうものではありません。
「私はこれで行く!」と決めたとしても、可能性が自然に開花することはまずないです。そんなに都合のいい話はありません。
誰かに手伝ってもらうことはあるとしても、選んだ可能性を大きくするのも、また小さくするのも、自分自身。選んだのであれば、自分自身で大きくしていくべきです。
言い換えれば、それは自分自身の努力と行動で可能性を大きくしていくということ。そうしなければ、いつまで経っても可能性が開花することはありません。
仮に自分の中にある可能性がとても大きいとしても、なんの努力と行動もしなければ、それはいつの間にか消えていってしまいます。
逆に、自分の中にある可能性がほんのわずかであっても、人の2倍、3倍の努力と行動をしていけば、想像以上に大きく開花することもあり得ます。
それは、本人が可能性を大きくしたからです。小さい可能性を大きくする努力と行動を続けていったからにほかなりません。
可能性を大きくするのも小さくするのも、自分自身――。それは、あなたにしかできないことです。