「しようと思っても、なかなかできないもの」は、たくさんあります。その1つが、専念です。
「今日は1日、仕事に専念しよう」「1時間だけでも自分の仕事に専念したい」「試験が近いので、勉強に専念しよう」……
自分にとって大事なことをするのであれば、それがなんであれ、専念してやったほうがいいに決まっています。
そう思いながらもできないでいるのは、集中力が足りないからではありません。
気づいている人は少ないですが、それは周囲への配慮が足りないからです。自分を取り巻く環境が整っていないから、思うように専念できないでいます。
極端なことを言うと、あなた自身のことは、二の次でもいいくらいです。
たとえば、クライアントとの重要な仕事に専念したいと思っていても、家族の誰かが病気やケガをしていたら、まず不可能です。
いくら家族が「私のことは放っておいていいから、仕事だけをしていて」と言っても、看病しないわけにはいきません。
何かに専念するためには、身の回りのすべての人が明るく元気に過ごしている必要があります。
自分のことよりもまず周りの人のことを労わったり気遣ったりすることのほうが、先決です。
日ごろから周りの人たちに何か問題はないか、細心の注意を払うようにします。
その人たちがうまくいくように、できることを1つ1つしていくと、万事快調になっていきます。自分を取り巻く環境が少しずつよくなります。
そうした配慮をして初めて、自分自身がやりたいことに専念できる環境が整います。
ふだん配慮してもらっている周りの人たちも、「あの人が集中できるように邪魔にならないようにしよう」と、逆に配慮してくれます。
こうなると、思う存分やりたいことに専念できます。
「仕事/勉強に専念したいから、静かにしてほしい」などと周りの人に苦情を言う人がいたら、その人は自分を優先しているだけです。
周りの人への配慮がまったくないので、いつまで経っても専念できません。そのことが分からない残念な人です。
逆説的ですが、専念とは周りの人に配慮すること。「急がば回れ」で、そこから始めると、集中できて成果を挙げられるようになります。
(朝の独り言☆)
何年ぶりに地元帯広で、コラボ講演をします!コラボする戸草さんは、牧場をやりながらカフェ経営など、沢山の夢を実現しています。今日、メインテナンスの時に、告知チラシを頂きました。是非、楽しみにしていて下さい。