2022.2.21.

問題の根本を突き止める、、、

うまくいかないことがひとたび起こると、途端に調子がおかしくなって、次から次へとよくないことばかりが続くようになります。もしかしたら、まさに今のあなたがその渦中にあるのかもしれません。

負の連鎖が続くのは、底なし沼にズルズルと引きずり込まれるようなものです。状況を変える行動をするものの、打開するに至らず、さらに悪化させてしまいます。

たとえとして言えば、浴槽からお湯があふれているのを見て、「大変なことが起きた」と、1人で勝手に慌てているようなものです。

この事態を収拾するために真っ先にやらなければならないことがあるのに、慌てているために正常な判断ができなくなると、ビショビショに濡れた床を拭いたり、浴槽にたまっているお湯をバケツでくみ出したりするという行動に出てしまいます。

底なし沼にハマりかけているので、ふだんならしないような行動も平然とやります。

事態がなかなか解決しないと、局面を変えるために、思い切ったことをしようとすることもあります。それは、うまくいかないことが続いたために、「何かとてつもなくスゴイことをやらなければ、切り抜けられないのではないか」という心理に陥っているから。

浴槽にいっぱいたまった熱いお湯に手を突っ込んで、栓を抜こうするといった乱暴なことも試みます。

ここまで挙げた行動のいずれかを実行に移したとしても、事態は解決しません。それは、当たり前です。「お湯を出しっぱなしにしている」という問題の根本を解決しようとしていないのですから……。

浴槽からお湯があふれ出ている状況を解決する方法は、至ってシンプル。ただ1つ、お湯を止めること。それをしたあとに床を拭けば、あとでゆっくりお湯につかることもできます。「大変だ」と思えたことをかたづけて、日常の生活に戻れます。

うまくいかないことが続くと、慌ててしまって正常な判断がしにくくなるものです。浴槽からあふれたお湯を止めないで、床を先に拭いてしまうといった笑い話のようなことは、意外と多くの人がしてしまっています。そうした行動をすることで事態を悪化させてドツボにハマっています。

負の連鎖が続くときほど、慌てずに「問題の根本は何か?」を突き止めていきます。日常で起こることは、冷静に判断すればカンタンに解決できることばかりです。

(朝の独り言☆)
今日は、スタッフと北京五輪メダリスト高木美帆選手の話になり、受付の一人が高木選手と同じ年で同じ時期にスケートをしていたというので盛り上がりました。また、年下の歯科衛生士も小学生時代やはりスケートをしていて 高木選手の大会の話を聞きました。とにかく当時から別格で、負けたのを見たことないとのことでした。夏は、専門外の陸上800m競技に参加して いきなり優勝するなど、全く違う次元の運動神経のようでした。
また、今日のネットの記事で、ヨハンコーチが「高木美帆選手は他人には優しいのに、自分には冷酷だ。彼女は信じられないほど意志が強く、それがトップスポーツでの差になっている。トレーニングは常にハードだ」との言葉から、高木選手は 天才的な才能と努力の結果だと思いました。