「この間の件だけどさぁ……」
あなたは、おもむろにこう切り出します。何か不満があるようです。
「あれって、こうすべきじゃないかな……」
納得していないあなたは、すでにかたづいた問題を蒸し返します。今からでも「やり直すべきだ」とも思っています。
当たり前ですが、突然、言われた相手は、ビックリします。なぜならもう終わったことだから……。
「今さらそんなことを言われても……」
率直にそう言いますが、あなたは引き下がりません。ついには、「こうすべきだったんだよ……」と、主張し始めます。
問題を蒸し返す人は、現状に不満を持っています。今からでも変えたいから、「こうすべきだ」と主張するのです。
それは悪いことではありませんが、ムリがあります。自分の意見があるのなら、議論されているときにもっと主張すべきでした。
もっとも、自分の意見が通らなかったから、今になって蒸し返すのでしょうが……。「時すでに遅し」です。
それでも主張を続けていると、今度は相手が不満を持つようになります。泥仕合になりかねません。
過去に戻ってやり直せない以上、あなたがやるべきなのは、未来を見つめること。未来を見つめると、課題や改善策が浮かぶようになります。
いい未来をつくるために、こんな提案をするようになります。
「この次に同じようなことがあったら、こうしようよ」
そう言われれば、相手も納得してくれます。「ぜひそうしよう」と、大歓迎するかもしれません。
お互いの考え方を理解し合って、「雨降って地固まる」になっていきます。
問題を蒸し返して、いいことなど何1つありません。それは、過去にとらわれている証拠です。
過去から未来へと視線を移せば、課題や改善策を積極的に実行するようになります。
(朝の独り言⭐︎)
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