2018.12.5.

壁をドンドン壊していく、、、

成長する度、あるいは成長しようとすると、目の前に現れるもの――。それが、「壁」です。

幸か不幸か、それは、目には見えません。見えないけれども、いいえ、見えないからこそ、その壁を余計に高く大きく厚く感じてしまいます。

見えない壁にプレッシャーを感じてしまう人は、たくさんいます。「なんでこんなものが出てきたのか……」と、途方に暮れる人もいるかもしれません。

「ムリ」「ダメ」「できない」……
そんなふうに勝手に決めつけて、引き下がってしまう人もいます。本当に残念なことです。

もしかしたら、その壁は低く小さく薄いのかもしれません。指1本でそっと押しただけで倒れてしまうことも、十分にあり得ます。

むしろその可能性のほうが大です。正体を見破られてしまうとカンタンに壊されてしまうから、壁は姿を現そうとしないのです。

こう言うと、あなたは「ズルイ」と思いますか。そう思ったとしても不思議はないですが、ちょっとピントがズレています。

壁が正体を現さないのは、当たり前です。もともと実態はありません。と言うのも、あなた自身がつくり出したものだから……。

あなたは今まさに成長の途上にいます。おそらくこれからもっと成長していくはずです。もっとも、そうカンタンに成長できるものでもありません。

成長するためには、いくつものステップを通過する必要があります。その「産みの苦しみ」とも言えるのが、壁です。

「キツイ」「ハードだ」「難しい」……
そう思う気持ちが、「壁」そのものです。つまり、自分がつくり出しています。

それを壊すのも自分自身。自分で勝手につくって、あとで壊していくのは、非効率ですが、成長とはそういうものです。

成長しようとする人に必然的に現れるものですから、上手に付き合っていくしかありません。

行く手を阻む、目には見えない壁が現れたら……。あなたが真っ直ぐに成長に向かっている証。遠慮することなく、ドンドン壊していきます。