情勢や状況が変わると同時に、自分の言動をスパッと切り替えていく……。
このようなタイプは「変わり身が早い」と言われます。集団の中には、何人かこういうタイプが存在します。
こういう「機を見るに敏」のタイプは、軽蔑の対象になりがちです。なぜ疎んじられるのかと言うと、自分本位だから……。
すべての言動が、自分の利益になるように考えられています。利益のためならそれまでとは異なる言動を平気でするようになるから、「ああいうタイプはイヤだね」と敬遠されることになります。
とは言え、不利益を被ってまで、それまでの言動を頑なに守るというのも、おかしな話です。ソンしてまで言動を一貫させるのは、逆に「融通がきかない」証拠。それはそれで、大いに問題アリです。
変わり身が早いのは、悪いことではありません。自分の利益だけを考えて、言動をコロコロ変えてしまうから煙たがられますが、それで終わってはもったいないです。
情勢や状況がよくないのなら、スパッと切り替えるのは当たり前。むしろドンドン変わり身が早くなるべきです。しないでいるほうが、ソンしてしまいます。
どうせするのであれば、周りから敬遠されずにやるべきです。いい意味で「変わり身が早くなる」には、満たすべき条件があります。それは、３つ。
１つ目が、周りも含めた全体の利益を考える。自分の利益だけを考えるから煙たがられるのであって、周りの人も含めた全体の利益が損なわれそうになったときに、スパッと言動を変えても、非難されることはありません。むしろ感謝されます。
２つ目が、ためらわない。あとから「何か言われる」「クレームが来る」ことを恐れて、変わるのをためらうのは、ナンセンス。情勢や状況の悪化が見て取れるから変わるのであって、するときは躊躇したらダメです。
３つ目が、きちんと理由を説明する。できれば言動を変える前になぜそうするのかを、周りの人たちによく分かるように１から話していきます。その時間がないほど切羽詰まっているとしたら、事後なるべく早く説明するようにします。
この３つを満たせば、変わり身が早くても、疎んじられたり敬遠されたりすることもなくなります。むしろ「先見の明がある」と見なされるようになります。
（朝の独り言⭐️）
今年も残すところ後一か月になりました。おかげさまでクリスマスイベントも満席になり、久しぶりにお会いできる方もいるでしょうから楽しみです。コロナで診療以外に人と会ったりすることが少なくなり、最近はイベントで久しぶりにお会いすると懐かしくすら感じます。
新たなウィルスが流行ってきていますし、この先どうなる分かりませんが、海外の状況くらいに日本もかなり深刻になりそうにも思います。日本は今、少し落ち着いていますが、今から予防対策をさらにしっかりすべきと思っています。
