2020.5.21.

大丈夫なことしか起こらない、、、

「もうムリだ」「ここが限界か」「これ以上はできない」……
 人生においてそんなふうに追い詰められた気持ちになることは、誰にでも1度や2度はあるものです。
なかには、今まさに「もうダメだ」というそんな絶体絶命のピンチに立たされている人もいるかもしれません。
自分の力だけではどうすることもできない事態は確かにありますから、「万事休す」と思ってしまうのもムリからぬところです。
それでもこれだけは言えます。「もうダメだ」と思ってしまったとしても、実際にそうなってしまうことは、誰の人生にもありません。
天寿を全うした人以外に、「もうダメだ」で人生が終わった人などいるでしょうか。もしあなたの身の回りにいるとしたら、詳しく教えてほしいくらいです。
おそらく1人もいないし、見つけることもできません。
追い詰められた状況になったとしても、それは「人生の終わり」とは異なります。不謹慎を承知で言えば、ただの人生の1局面。
そういう状況に置かれた人にとってみれば、目の前は真っ暗。それが永遠に続くかのように感じられてしまいます。だからこそ「人生が終わってしまった」と絶望しているのですが、状況は刻一刻変わります。
いずれそう遠くないうちに、希望が見えてきます。あなたが「もうダメだ」と、自分自身に見切りをつけない限り……。
あなたの人生を振り返ってみても分かるとおり、「もうダメだ」は案外長続きしないものです。
絶望的な状況にあっても、苦し紛れに破れかぶれの行動をしている限り、遅かれ早かれ、「もうダメだ」が次第に薄れていきます。
「あれ、もしかしたら、なんとかできるかもしれない」……
絶対的な確信はないものの、楽天的な気持ちも少しは芽生えてきます。そう、あなたは「万事休す」ではなかったということ。
そこから弾みをつけて行動していけば、多少の傷や痛みは残ったとしても、絶体絶命のピンチを切り抜けられます。
人生には「大丈夫」と思えることしか起こりません。どんなに追い詰められた絶望的な状況でも、乗り切ることができます。
大丈夫――。そう言い聞かせて、どんな絶体絶命のピンチでも乗り切っていくしかありません。あなたなら、できるはずです。