今後の方針をめぐって路線や意見に隔たりがあったものの、どちらからともなく歩み寄り、一本化された……。こういう相違は、どこの組織にも見られるものです。
考え方の違いは、あって当たり前です。またあったほうがいいのです。
一糸乱れず、全員が同じ考え方をしているのは、一面では強みです。ただし、大きな変化があったときに、うまく対応できない危険性をはらみます。
1つの考え方だけしかないと、組織全体が変化に対応できなくなります。いろいろな考え方がありながらも、方針が決まったときにはまとまって行動していく組織が、発展していきます。
1つにまとまるために、力ずくで押し切ったり、足して2で割ったりする、あるいは条件闘争みたいなことをするのは、健全ではありません。なんとなく玉虫色の決着を図っても、わだかまりは残ります。
組織がまとまるためには、融和することが大事です。しかしながら、それは表面上仲よくすることを意味しません。
融和とは、異なる考えを持つ人、違う立場にある人を虚心坦懐に認めることです。根底には、相手に対する敬意が必要とされます。
敬意なしには、融和は進みません。もし相手に対する敬意もなく丸く収まったとしたら、それはただたんに妥協しただけです。
本当に相手のことを認めていれば、考え方の違いなど乗り越えられます。どちらのほうが正しいとか、どちらのほうがうまくいくのかという平行線の議論などしません。「一番うまくいく方法は何か」という本質的な議論がなされるため、必然的にベストな選択と行動が導き出さていきます。
いったん結論が出たら、考え方の違いを超越して、まとまって行動していきます。しっかり結果を出すために……。
関係する人全員が、お互いを認めて敬意を表していれば、組織は融和していくし、発展していきます。いつでもどこでもどんなときでも、相手を認めて敬意を表していれば、どんな人とも融和できます。それは、大人の付き合い方の暗黙のルールです。
あなたは今日、周りの人たちと融和していましたか。関係する人全員に敬意を持って接していましたか?
(朝の独り言☆)
全道初のインプラント・ナビゲーションシステム(ナビデント)を導入しました。手術の安全性、正確性は、やはり時代の最先端を実感いたします。
常に最新の機器やシステムを導入することは、患者様のためにもちろん、医院の成長のためにも大切なことです。一糸乱れず、全員が同じ考え方をしているのは、一面では強みです。ただし、大きな変化があったときに、うまく対応できない危険性をはらみます。
1つの考え方だけしかないと、組織全体が変化に対応できなくなります。いろいろな考え方がありながらも、方針が決まったときにはまとまって行動していく組織が、発展していきます。