2019.1.23.

失敗を「学び」に変える、、、

「失敗の反対はなんですか?」
そう聞いたら、ほとんどの人は「成功」と答えるに違いありません。それは、正解です。言葉の定義から言っても、当然のことです。

ほとんどの人はこのようにとらえていますが、落とし穴があります。それは、「うまくいくか、うまくいかないか」という二分法であることです。ゼロサム、もしくは○か×かの世界で、中間がありません。

これだと、成功以外はすべて失敗になってしまいます。言葉の定義としては合っていても、「たった1つの成功を手に入れるために、どれだけの失敗をしなければならないのだろう?」と考えてしまって、重苦しくなります。残念ながら、世知辛さが残ってしまいます。

成功以外の答えはあるのかと言えば、もちろん、あります。その答えはと言うと、「学び」です。こう言うと、違和感を持つでしょうか、それともスンナリ受け入れるでしょうか。

「失敗の反対は、学び」と言われても、ピンと来ないかもしれません。それでも、よく考えれば、ストーンと腑に落ちてきます。

これは、「うまくいくか、うまくいかないか」「ゼロか100か」「〇か×か」という二分法ではありません。むしろ「失敗を活かす」というまったく別の視点に立っています。

失敗は、しても仕方のないものです。いくらでもするし、なかなか避けることもできません。その無数にある失敗は、成功するための1つのプロセス。1つ失敗するごとに、「こうやると、うまくいかないことは分かった。次は、こうやってみよう」という学びを得られます。

それは、「失敗を学びに変える」ことです。失敗が学びに変換されたのですから、両者は対極(反対)にあると言っても、差し支えありません。

失敗の反対は、学び――。こう考えると、失敗することが怖くなくなります。失敗を恐れて、行動に二の足を踏むことも回避できます。

失敗したら、学びが得られます。それは、スゴイことです。そのスゴイことをずっと続けていく先に、成功というものが訪れます。