世の中の人は、「ツイている人」と「ツイていない人」の2つに分けることができます。このいずれにも該当しない人は1人もいません。
「『ツイている人』と『ツイていない人』のどちらになりたいですか?」
こんなふうに聞いたら、ほぼ全員が前者と答えます。後者と答える人は、よほどのひねくれ者か、さもなければ皮肉屋です。
両者において、能力的、また先天的な差はまったくと言っていいほどありません。決定的な違いを1つ挙げるとすれば、好奇心。
それのある/なしが、「ツイている」か「ツイていない」かの分かれ目になります。このことは間違いなく言えます。
「面白そう!」「楽しそう!」「やってみたい!」……
こんなふうに見たり聞いたり触れたりしたことに対して、興味津々の反応をする――。それが、「ツイている人」です。好奇心旺盛は、ツキが回ってくる第1歩です。
もっとも、面白ければ(楽しければ/やってみたければ)なんでもいいというものでもありません。自分1人が「面白い」「楽しい」「やってみたい」と思っているとすれば、あくまでも独りよがり。
これだけでツキが回ってくるのは、あり得ないことです。
「ツイている人」は、これだけで終わらせません。「面白い」「楽しい」「やってみたい」と思ったことをすぐさま行動に移します。言い換えれば、実行するということ。
「面白い」「楽しい」「やってみたい」と思っているだけでは、現実は何も変わりません。そこから1歩進んで、実際にやってみるから、現実は動きます。それは、ツキが回り始めるということ。
やってみて「面白かった(楽しかった/やってよかった)」ならば、今度は人に勧めます。周りにいる人を巻き込んで、より多くの人と「面白かった(楽しかった/やってよかった)」という体験を共有します。好奇心旺盛の人を起点にして、「面白かった(楽しかった/やってよかった)」という輪が広がって初めて、ツキが回るようになります。
「面白い」「楽しい」「やってみたい」と思ったことを実行する。周りを巻き込む。この2段構えの行動をしていると、ツキが周りやすくなります。そういう行動をしていると、いつの間にか「ツイている人」になっていきます。
「ツイている人」は、好奇心旺盛――。そう、それは誰でも「ツイている人」になれることを意味しています。
(朝の独り言☆)
今年の前半は、比較的ゆっくり仕込みの時期でしたが、これからは、セミナーや出版、学会講演、大学での講義など、忙しくなってきます。いよいよ本格的に動き出すという感じです。
今、とにかく楽しみにしているのは、中村天風先生の本です。自分自身、校正のために読んでいますが、読みながらこれほどまでに、知らず知らずのうちに積極的な思考になるのが不思議になります。やはり、多くの人に影響を与えてきた中村天風先生の言葉の力を感じずにはいられません。発売までもう少しお待ちください。
今日は、タイトルも決まり、カバーデザインのイメージなど話し、着実に発売に向け進んでいます。