2020.4.19.

学びのタイプを把握する、、、

 人には、学びのタイプがそれぞれあります。そのタイプを知っているのか、あるいはまったく気づいていないかは、成長のスピードとスケールに大きく影響します。
こと学びに限って言うと、大きく次の3つのタイプに分けることができます。
 1つ目が、自ら積極的に取り組んでいく。いわゆる自主性が強いタイプです。
成長するテーマや題材も、自分自身ですべて見つけてきます。それにふさわしい環境を自らつくっていくし、身近になく遠いところにそれがあるとしたら、飛び込んでいきます。
 積極的に取り組んでいくので、当然ながら成長のスピードは速く、目覚ましいです。またスケールも大きくなる傾向にあります。
難点を言えば、時流に合うかどうかは分からないこと。時流に合ったものに取り組めば大成功しますが、そうでないものを選んだ場合、不遇をかこつこともあり得ます。
2つ目が、人に勧められたものに取り組んでいく。やや消極的な態度が見られます。
成長するテーマや題材も、ほとんどが他人任せ。「これをやるといいよ」「こういうのが役に立つよ」と、年長者や経験者、有力者から勧められたものに熱心に取り組んでいきます。
 主体性には欠けますが、積極性はあるので、成長のスピードは速いことが多いです。取り組んだものが適性にフィットすれば、成長スケールも大きくなります。
 ただし、勧められたものはなんでもやろうとするので、手を広げすぎて器用貧乏になる恐れもあります。テーマや題材を絞り込むことを考えたほうがいいです。
 3つ目が、そのときどきの時流に乗ったものに自ら積極的に取り組んでいく。いわゆるトレンド重視派です。
成長するテーマや学びの題材は、好き嫌い、向き不向きに関係なく、目の前にあるものをつかむだけ。
テーマや題材には賞味期限があるだけに、短期間で学び身につけようとします。成長のスピードは速いですが、スケールはそれほどではありません。
常に時代の最前線にいるので、不遇をかこつのとは無縁。もっとも、すぐに次のテーマや題材を追いかけることになるので、自分の中に蓄積するものは少ないです。
 いずれにも、一長一短があります。自分がどんなタイプか知っていて、学びを実践している人は、意外にもそれほど多くはありません。