2020.2.3.

少しでも先を見る、、、

まだキャリアが浅かったり、経験が少なかったりすると、往々にして近視眼的になりがちです。「できること」が少ないので、ある意味では当然のことかもしれません。

今取り組んでいることにいっぱいいっぱい。今できることを増やすことで、展望を開こうとしています。

誰にでもそういう時期があるので、近視眼的になるのは仕方ありません。とは言え、それが長く続くようだと、ちょっと心配です。

そのままでは、成長が遅れるか、最悪の場合、止まってしまいます。一時的になるのは仕方ないとしても、ずっと近視眼的なのは、いいことではありません。

近視眼的のままだと、思考も狭くなってしまいます。「これをやればいい」「できるのはこれだけだから、確実にやろう」と、必要最低限のことしかしなくなります。ほかにもやるべきことがたくさんあるにもかかわらず……。

この状況を切り抜けるには、今よりも少し先を見ること。少しでも先を見るようにすれば、近視眼的ではなくなります。

できることが少ないのは、持ち駒がないということ。現状にいっぱいいっぱいだと、その持ち駒を少しずつ増やそうとします。

それは、できる範囲を少しずつ広げていくこと。時間がかかるし、「成長している」実感を得られにくいので、積極的にやろうとしなくなります。

イヤイヤやるか、まったくやらなくなるから、成長が遅れるか、止まるかしてしまいます。

少し先を見るようにすると、できることではなく、「できるようになったらプラスになること」に目が向きます。それは、まだできずにいます。

それでもそうしたできるようになったらプラスになることを2つでも3つでもやっていくと、いつしかできるようになります。

そうすると、これまでできていたこととつながって、可動領域が一気に広くなります。

「成長した」という実感を得られます。同時に、どのようにすれば成長できるのかというノウハウも獲得できます。