かなり前から言われていることですが、今いる会社や組織の中でだけ通用する人は、これからは生き残っていけません。
危機意識のある人、向上心のある人は、今いるところを飛び出して、どこでも活躍できるように、さまざまなスキルを身につけようとしています。
その姿勢には敬意を表しますが、一方で、本当に必要なものが何か分かっていない、あるいは自分とはまったく関係ないものを身につけてしまった人もいます。
どこでも通用するには、それ相応のものを身につけなければならないのです。
それが何かを言う前に、あなたには、残念なことを2つお伝えしなければなりません。
1つは、これから身につけるべきものなど何もないこと。もう1つは、今から何かを身につけようとしても遅いこと。
こう言うと、あなたはガッカリしてしまうでしょうか。あるいは、「そんなことはありませんよ」と猛抗議をするかもしれません。
これで終わりにしてはあまりにもお気の毒なので、喜んでもらえそうなことも言います。それは、すでにあなたは「必要なものを持っている」ことです。
あなたが今から新たな何かを身につける必要はありません。むしろ今すでに持っているものを活かしていくべきです。
あなたがこれまでやってきた中で得意と呼べるものが2つあれば、それをトコトン磨いていきます。その2つを上手に組み合わせていきます。
たとえば、英語力と会計。営業力とマーケティング力。IT力と気遣い力。できれば、それぞれがまったく違うジャンルであるほうが望ましいです。
こうした異なるジャンルのものをそれぞれ磨いていくと、両方に精通したハイブリッドな人材になれます。
1つだけに精通した人はたくさんいますが、異なる2つのジャンルに精通した人はグーンと少なくなるので、どこでも重宝されます。
あなたにも、得意と思えるものが2つくらいはあるはずです。いいえ、ないはずがありません。
通用とは、自分が持っているもので役に立つこと。すでにあなたが持っているもので勝負しようとすれば、あなたは確実にどこでも通用する人になれます。
あなたは今日、得意2つを磨きましたか。それらを上手に組み合わせましたか?
(朝の独り言⭐)
今日は、一日オペ日でした。今日も順調に全ての患者様の手術を終え嬉しく思います。麻酔科医を含め、インプラントチームには、感謝です。