2018.11.19.

必要以上に悩まない、、、

ランチタイムにガッツリ系のA定食にするか、それともアッサリ系のB定食にするか。転職をするのか、それとも今いる会社に当分とどまるのか……。

前者が小さくて、取るに足らない悩み。後者が今後の人生を左右しかねない、大きな悩み。そう区別するのは、適切ではありません。

 どちらも同じ悩みです。違いがあるとすれば、前者はすぐに答えが出て、後者はなかなか結論が出ないこと。だからと言って、後者のほうが大きい悩みということはありません。

身もフタもない言い方になりますが、悩みのほとんど(すべてと言っていいかもしれません)は、本来は「しなくてもいい」ことです。こう言うと、悩みの真っ只中にいる人から「そんなことはありません!」と反論されそうです。

本当にそうでしょうか。別に私は、「あなたの悩みが取るに足らないものだ」と言いたいわけではありません。その悩みがどういうものなのかを把握してもらいたいだけです。

多くの人は「悩んでいる」と言いながらも、そのモトがなんであるかに気づいていません。あれこれ考えすぎて、自分が一体、何に悩んでいるのか分からなくなっています。あなたにも思い当たるフシがありませんか。

転職するのか、今いる会社にとどまるか……。確かにどちらにすべきなのかは悩ましいところです。

この場合、「転職する/しない」が悩みではありません。本質的なことは、もっと別のところにあります。それは、自分が仕事をする目的です。そこがハッキリしていないから、必要以上にあれこれ考えて疲弊してしまっています。

あなたが仕事をする目的が「すべての顧客の不便を解消する」ことなら、それを実現できる会社や職場を選べばいいだけです。それが今いる会社なら引き続き在籍すればいいし、ほかの会社なら転職したほうがよさそうです。

目的をあいまいにしているから、あれこれ考えたりしてしまいます。目的がハッキリしていたら、どうすればいいかが明確になって必要以上に悩むこともありません。

こう言うと、ほとんどの悩みがどうでもいいことだと分かります。目的がハッキリしていないから、悩んでしまいます。ハッキリしていれば、悩みは無用です。