財布にスマホ、時計、手帳やバッグ……。忘れたら、用を足せないものは、たくさんあります。実際に何かを忘れて「真っ青になった」人もいるかもしれません。
忘れものを防ぐ方法は、出かける前にチェックすること。できれば、点呼すること。「財布、よし。スマホ、よし。手帳、よし」……
このように出かける前に1つ1つ確認をすれば、忘れものをなくすことができます。急いでいても、いいえ急いでいるときこそ、1つ1つチェックすべきです。急いでいるときほど、確認を怠りがちで、結果として忘れものをする可能性が高くなります。
モノについては実際に持っているかどうかをチェックする人は多いですが、あまり意識されていないもう1つの忘れものがあります。それが何かと言うと、「こと」です。
今日やるべきこと。今週中にやるべきこと。今月中にやるべきこと……。
「やらなければならない」と分かっているのに、忙しさにかまけて、ついあと回しにしてしまったこと。目の前のほかのことに忙殺されて、いつの間にか、アタマの片隅に置かれるようになって、ついには思い出すのに苦労するほどになったこと……。
やるべきなのに、やらないで過ごしてしまったことの1つや2つは、誰にでもあるものです。そういうやらなければならないことのほとんどは、得てして完成するまで時間がかかるものです。たとえば、長年思い描いてきた夢。
その夢は一朝一夕に実現できるものではなく、完成させるためには毎日コツコツ取り組まなければなりません。
5年、10年、あるいはもっと多くの時間が必要だから、長い目で見て取り組んでいきますが、一方で実現のために毎日コツコツやることは、ある意味では「不要不急」に分類されます。
忙しさに追われてしまうと、「今日1日くらいやらなくてもいいや」となりがちです。1度でも「こと」の忘れものをしてしまうと、2日や3日やらないのが定着してしまって、いつしか本当に忘れてしまいます。
誰にでも1日のうちに「こと」の忘れものの1つや2つはあるはずです。その「ことの忘れもの」もモノと同じくらい注意しなければ、どこかへ置き忘れてしまいます。
たった1日忘れてしまっただけで、思い描いていた夢の実現がはるかに遠くなってしまうのは、あり得ることです。「何を大げさな……」と思った人ほど、要注意。モノと同じく、ことについても、忘れていないかどうかを日々チェックすべきです。
(朝の独り言)
今日は、開業記念日でした。開業28年になります。初めは、最高の医療を目指すと共に、開業資金借入返済に必至だったのを思い出します。開業28年、山あり谷ありでしたが、今朝スタッフに「皆さんが 働きがいがあり健康で楽しくが大切!そして、患者様に喜んで貰えることを精一杯する。最後は、いのうえ歯科で働く安心感。それらが 皆さんと共にありたい現実です」と話しました。まだまだ、これからも頑張っていきます。宜しくお願い致します。メッセージやお花など、たくさんお気づかい頂き 感謝します。