2019.4.8.

思い続けると、現実が近づく、、、

「なかなか思うとおりにいかないなぁ……」
何かを始めたとしても、カンタンに問屋は卸してくれません。

現実は厳しいし、冷淡かつ非情です。その現実を変えるために、あなたは何かを始めたのかもしれません。

変えようとすれば、意固地になります。人間でもそうなのですから、現実も同じです。

勝手に変えられたくないし、強引にやろうとすれば、「絶対に変わるもんか」と激しく抵抗されます。今のあなたと現実は、そういう関係にあります。

現実が変わらないのは、当たり前です。それは、変わりたくないから。現実にしても、変わらないで今と同じでいるほうが心地いいに決まっています。

現実のほうも、これまで変えようとする人をたくさん見てきています。その多くは、強引に、あるいはムリやりに現実を変えようとしています。まったくいい迷惑です。

そのうちに変わらないことに嫌気がさして、あきらめる人が出てきます。そういう人が99%かもしれません。

何かをしようと行動したのに、何も変わらないからあきらめてしまう無数の人たちを見て、「どうせすぐにやめてしまうさ」と見透かしています。

すぐにあきらめてしまう人たちのために、わざわざ変わってくれるはずがありません。それが、現実が厳しく冷淡で非情でいる理由です。

現実にしても「絶対に変わりたくない」と思っているわけではありません。「変わっていい」とも思っているし、実際にそうなったこともあります。

それは、行動する人の「思い」を感じたとき――。何かを始めたときに確固たる思いを持っている人は、すぐにあきらめません。

現実が変わらなくても、行動を続けます。そういう人が100人中1人でもいると、俄然、興味を持ちます。

「なるほどこの人はこんな思いを持っていたのか……」
それを知ると、現実は態度を軟化させます。ただし、この段階ではまだ変わってはくれません。

それでもあきらめずに想いを持ち続けて行動を続けていると、ある日突然、現実が変わります。正確に言うと、思いに共鳴した現実が近づいてきます。

思いが現実を動かすのは、本当です。思いを持ち続ければ、厳しく冷淡で非情な現実が向こうから近づいてきてくれます。現実が、変わってくれたのです。

思いを持ち続けて行動を続けていく――。そういう人だけが、いつの時代も現実を変えていきます。