あらゆる情報がインターネット上に挙げられている現代では、「ここだけの話」などないも同然です。「面白い！」と思った情報は瞬時にしてインターネット上にアップされ、それがアッと言う間に拡散されていきます。
インターネットを検索すれば、誰でも手軽に情報にアクセスできる。誰もがお金をかけないで、言い換えれば、タダで情報を手に入れられる……。
情報入手のコストがゼロになる一方で、「知る人ぞ知る」情報もいまだにあります。決してインターネットには流れない情報があって、それを知るのはほんのひと握り。
それは、重要機密だったり極上のノウハウだったり最先端の知識だったりします。こうしたものは、知っている人はごくわずか。あらゆる情報のうち０・００１％くらいが、それに該当します。
その情報を持っていることが大きなアドバンテージになっているので、ほかの誰にも伝えようとしません。手に入れようとすれば、当然ながらタダというわけにはいかなくなります。
タダで手に入る情報。タダでは決して手に入らない情報。世の中には、この２つの情報があります。その９９・９９９％が、前者です。
ほとんどの人が知らない情報を手に入れる方法があるのかと言えば、「ＹＥＳ」です。その方法は、２つ。
１つは、それ相応の見返りを与える。早い話が、「お金で情報を買う」ということ。いい／悪いは別にして、この方法を採用する人は多いです。
ただし、お金で渡した情報は、必ずどこかに流出することになります。遅かれ早かれ、インターネット上にアップされて、タダで手に入る情報になる運命にあります。
もう１つは、まだ出回っていない情報と交換する。これは、情報の等価交換。インターネット上にはない情報を持っている者だけが、それを手に入れることができます。
お互いに口外しないので、その情報はいつまでも世の中に流通せずにいます。
ほとんどの人が知らない情報を入手しようと思うのであれば、自分自身がどこにも出回っていない情報を手に入れて等価交換できるように努力するのみ。
貴重な情報は、タダでは手にいられないものです。どんなに便利になっても、この真理が変わることはありません。
