2022.5.3.

手応えは、自分の中にある、、、

「今度は大丈夫。これなら成功する」……

何かをやり終えたときに、出る結果に対して「うまくいきそうだ」という確信を持つことがあります。それが、「手応え」です。

この手応えは、自分なりの、また自分だけのものなので、明確な根拠はありません。他者から見れば、極めてあやふやなもので、「本当に大丈夫か?」という疑心暗鬼を招くこともあります。

 自分以外の周りすべては「うまくいきっこないよ」と冷ややかに見るとしても、本人はしっかり手応えを感じています。特にまだ実績もない人の場合、いくら本人が「手応えがある」と言っても、周りは誰1人信じてくれません。当事者と周りの温度差は、いつでもどこでも見られるもので、よくある光景です。

この人が「捕らぬ狸の皮算用」を弾いているのかと言うと、そんなことはありません。他者への強力な説得力がないだけで、本人の中では「100%」と言ってもいいくらいの確信があります。

 実績もないのになぜその手応えを感じられるかと言うと、逆説的ですが、失敗を重ねてきたから。これまで何度も何度も失敗してきたことで、不思議なことにやっているうちに「これはダメだ」というマイナスの予感を持つようになります。「今度こそ」と思っていても、途中でその予感がすると、案の定、失敗することになります。

 それが続いているうちに、ある日あるとき突然、予感がしなくなります。何も感覚がマヒしたからではありません。失敗する予感とは、別の感覚があったからです。

 うまくいかないときに必ず覚える失敗の予感がしないのですから、本人にすれば「これはうまくいくかも!」というプラスの予感をしてきます。そう、それが手応え。

 もちろん、手応えを感じたからと言って、すぐにうまくいくとも限りません。100%確実でもないです。何回かは失敗しますが、成功に近づいているのも確かなこと。

そのままありったけの力を振り絞ってやっていくと、うまくいくようになります。それは、手応えが間違っていなかったということ。

 手応えは、目には見えないもの。第三者には、到底うかがいしれません。

根拠も弱いですが、自分の中では「うまくいく!」と、しっかり感じられるものです。それを感じられるまで続けていけば、どんなこともできるようになります。

(朝の独り言☆)
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