2020.5.7.

攻めの準備をしながら、守る、、、

「何をやっている!」「今すぐやめろ!」「それでいいと思っているのか!」
そんな非難やクレームを大量に受けてしまう……。生きていれば、ときにこういう理不尽な逆風にさらされることもあります。
もしかしたら、今まさにそういう逆風下に置かれている人もいるかもしれません。
 逆風は、勝手に吹いてきます。また勝手にやみます。それがいつなのか分からないのが、困ったところです。
 すぐやめばいいですが、こちらの思いとは裏腹に長く居座ります。しかもドンドン勢力が、強くなっていきます。
 1度吹いたら、なかなか収まらない……。逆風には、そういう性質があります。それを嘆いたり恨んだりしても、どうなるものでもありません。
とは言え、何もせずにいたら、被害は大きくなる一方です。逆風が吹いてきたら、防御しながら、反転攻勢できる機会を待ちます。
防御とは、被害が出ないようにすること。自分自身がダメージを受けないように、徹底してガードを固めていきます。
間違っても、防御をせずにいきなり反撃してはなりません。そんなことをしたら、吹く風に圧倒されて、致命的なダメージを負ってしまいます。
風が強く吹いているときは、防戦一方。それで十分です。その逆風がいつまで続くのかは分かりませんが、ともかく耐え忍ぶのみ。
強く吹いていた逆風も、いつかはやみます。そのとき、満を持して反転攻勢します。
その準備は防戦一方のときにしていなければなりません。もし防御だけをして、反転攻勢の準備をしていなければ、風が止まったときに、すぐに動き出せません。これは、とてももったいないことです。
防御と言っても、たんに守っているのではありません。守りつつ、理不尽の1つ1つに対して的確な反論の準備をしていきます。そこまでするのが、本当の防御です。
守るとは、攻めの準備をしながら、ひたすら耐え忍ぶこと。反転攻勢がスパッと決まるのは、守っている間にどれだけ準備をしているかで決まります。
これほど高度なことを内包しているのが、防御です。このことを理解している人は、それほど多くはありません。ただ守るだけなら、誰でもできます。