2019.10.21.

新しい人と一緒にやってみる、、、

「この人にこの仕事を頼もう!」
どんな人にどんな仕事を頼むのかは、発注する人の自由です。

それでも多くの人は、長年の付き合いで決めることがほとんどです。まれに紹介された人に依頼することもあります

このように仕事の受発注というものは、あらかじめ決まっているケースがほとんど。なぜそうなってしまうかと言えば、ラクだから。表現を変えれば、面倒くささがないから

以前からやってもらっているから、この仕事を頼めば、「どれくらいの期間でどれくらいのクオリティーで仕上げてくれる」のかは、おおよそ見当がつきます。

それを上回る、代わりの人を探すのは、なかなか大変です。また時間もかかります。

目の前の仕事を引き受けてくれる人を短期間で探すのは難しいですから、結局はよく知っている人を選ぶことになります。お互いに不満がないから、その関係が長くなっていきます。

日本全国、こんなかんじで仕事を発注している人はたくさんいそうです。もっとも、それが癒着や談合につながりかねないのは、否定できません。

本当は、案件ごとに「その仕事をするのに最もふさわしい人」を選ぶべきです。それをしないのは、上述したように時間がなくて大変だから。要は、面倒だから。

なじみの人に頼めば、満足できるものに仕上げてくれます。逆に言えば、それは「満足以上のものにはならない」ということ。

「これくらいスゴイものが欲しかったんだ!」「ここまでやってくれるとは!」……

こちらを感動させるほどのクオリティーを満たす人がいるとすれば、一緒に仕事をしたいと思うはずです。

またそういう気持ちを持っていなければ、当の本人も進化/深化しないし、時代に取り残されてしまいます。

いつもと同じ人と仕事をするのは、ラクです。同時に、それは自分自身の進化/深化を止めてしまうこと。なんとも残念なことです。

それを防ぐために、仕事の4分の1とか5分の1くらいは、新しい人と一緒にやってみます。

何より自分自身をアップデートさせるし、相手が「こんなにスゴイことができるんだ!」という感動をもたらしてくれるかもしれません。