この世の中で、唯一時間だけが誰にも平等に与えられています。1日は誰にとっても24時間。
ある人には特別に30時間が与えられる。別の人には10時間しか与えられない。そういう不平等はありません。
不思議なことですが、誰にも平等に1日24時間を与えられるからこそ、結果として能力やスキル、成果や環境において大きな差ができてしまいます。結果が不平等になってしまいます。
24時間がデフォルトだから、結果が平等にはならない……。これは、大いなるパラドックスです。
同じ24時間を与えられているのに、人の何倍もの成果を上げる人もいれば、人の何十分の一しか成果を上げられない人もいます。その差は、与えられた時間にあるのではありません。ズバリ、時間の使い方です。
成果を上げている人は、まるで1日が30時間あるかのような時間の使い方をしています。実際に30時間に匹敵するような成果を上げています。優先順位をつけて、優先度の高いものには集中して取り組み、確実に成果をいきます。
と言っても、1日のすべてを活動にあてているわけではなく、リラックスする時間や家族や友人知人と談笑する時間やたっぷり寝る時間も確保しています。メリハリがきいていて、まったくムダがありません。
スキマ時間さえも有効活用しています。成果を出せる時間の使い方をしています。1日に30時間を与えられている人はいませんが、結果としてその時間分に相当するような成果を出しています。
誰にも24時間が平等に与えられているからこそ、有効活用すれば成果を出せるようになるし、ダラダラと過ごしていたら、何も得られずに終わっていきます。
1日を30時間分使う人がいれば、たった5時間分しか使えていない人もいます。その成果が大きく違うのは当たり前です。
平等に与えられた「時間という資源」を有効活用したかどうか――。
成果を出す人と出せない人にあるのは、それだけの違いです。
時間の使い方が依然と同じそのままであれば、その差は無限に開いていきます。
結果の不平等は、永遠に解消されないままです。
(朝の独り言☆)
今日は、朝から5症例の手術日でした。毎回、麻酔科医のお陰で、安心安全に行うことが出来ます。本当に麻酔技術、管理に関しては、超一流だと思います。素晴らしい仕事をするなら、素晴らしいチームを持つことだと思います。写真は、麻酔科医の工藤先生です。