すべての一流の人がしていること――。そう聞くと、俄然、興味を覚える人がたくさんいるかもしれません。
もっとも、とてもシンプルなことなので、聞いたらビックリする人もいそうです。それが何かと言うと、「問い」です。
一流の人は、問い上手。問うことを自家薬籠中のものとしています。
問う相手は、誰でも構いません。顧客や部下の場合もあれば、自分自身になることもあります。
テーマも自由。問題解決だったり企画立案、改善改良、あるいは自分自身の生き方を模索することだったりします。
問いがあるから、最適な答えが導き出されます。そもそも問いがなければ、何をしていいか分からないし、答えにたどり着くこともありません。
試験問題とは違って、人生において答えが用意されていることは皆無。どこかに埋められていることがないので、探しにいけば見つかるものでもないです。
インターネットを検索すれば見つかることはありますが、その答えを適用すれば自分自身が置かれた状況を解決するかと言うと、十中八九それはありません。どんなことであれ、解決に導くのは最適な答えです。
それは個々の事情によって変わってくるし、インターネットにある答えをムリやり当てはめようとすると、拒絶反応を起こしてしまいます。
最適な答えは、個別に導き出していくしかありません。それを導き出せるのは、問いだけです。
「なぜこのようになるのか?」「どのようにすればよくなるのか?」「本当にこれでいいのだろうか?」……
問いの形式も自由。自分自身に最適な答えを導き出そうという信念があれば、時間はかかっても必ず導き出せます。問い続ける限り、最適な答えがあなたを待ち構えています。
問いとは、最適な答えを導き出すツール。とは言え、ただのツールではありません。ときとして魔法のようなパワーを発揮することもあります。
あなたは、今日、何かを問い続けましたか。最適な答えを導き出しましたか?