1年後の自分がどうなっているのか分からない。極端なことを言うと、明日の自分がどうなっているのかさえ分からない……。それが、人生。
このことは、すべての人に当てはまります。未来が分からないのは、誰にとっても不安ですが、「行動していくことでしか人生をよくすることはできない」のも事実。
その不安を消すには、自分の中で「たぶんこうなる」という展望をして折り合いをつけていくのが有効です。少しでも明るい展望ができれば、不安なしに行動できます。
展望とは、「こうなるだろう」と未来を客観的に見通していくこと。知識や教養、経験があるほうがより正確な展望ができますが、必ずしもなければいけないというものでもありません。
自分の直感だけでも「たぶんこうなる」と展望できてしまいます。
必要なのは、客観性。それゆえに専門性がなくても「展望できる」と言えます。
客観的に展望できると、最適な行動を選択できるようになります。「1年後はこうなる」と展望して、それを踏まえた最適な行動をしていけば、2023年には充実した人生を歩んでいるに違いありません。
「客観的に展望する」をもう少し分かりやすく説明すると、楽観的にも悲観的にもならないということ。楽観も悲観も主観が伴っていますから、両者をうまく排除していくと、客観性が身につくようになります。
多くの人は「1年後はこんなふうになっているといいなぁ」と希望的観測を交えて、未来を見通していきます。それは、ほぼ願望100%。客観性のカケラもなく適切な行動をしていないので、そのとおりになることはまずありません。
反対に、「1年後にこうなっているとイヤだなぁ」と悲観的に未来を見通す人がいますが、これは不安100%。客観性がありませんし、何より不安が絶望を引き寄せてしまうので、その悲観以上によくない未来が訪れてしまいます。
展望には、楽観も悲観も必要ありません。両者が混じっていたら、未来を見通すことが難しくなります。ただでさえ不透明な未来を不確実性に染め上げてしまいます。
客観的に展望することでしか、人は前に進めないものです。また客観的に展望するから、どうなるか分からない未来に向かっていくことができます。
あなたは今日、未来を展望しましたか。楽観も悲観も排除して、自分の未来を見通すことができましたか?
(朝の独り言)
今日は、朝から一日手術でした。インプラントチームのスタッフが休みになり、他のスタッフがサポートに入りました。どんなことでも、予期しない状況に対して対応できる環境作りは大切です。
普段、何もないとリスク管理意識は持てないものですが、だからこそしっかり考えるようにして下さい。明日も朝から手術です。安心、安全を第一に取り組みたく思います。