2022.7.11.

次の活動のためかに、かたづける、、、

かたづけとは、なんのためにするのか分かりにくいものです。かたづけが「苦手」とか「面倒」と感じる人にすれば、特にそう感じられます。「かたづけなければならない」理由を見出せないから、「あとでやろう」と思って、そのまま放置。結局、やらずにいます。

もっとも、その点ではかたづけを苦痛に感じていない人も同じ。なんとなくかたづけをしている人も多いに違いありません。おそらく「スッキリするから」という理由で、かたづけをしている人が大多数です。もちろん、「キレイになる」という衛生的、また美的な理由を挙げる人もたくさんいます。

これらに異を唱えるわけではないですが、あまり知られていない「したほうがいい」理由も存在します。そのことに気づいている人は、多くありません。

かたづけをすべき理由は、次にやりやすくすること。これには、自分自身はもちろん、ほかの人も含まれます。

何かの作業を終えたあと、そのままの状態に放置していたら、次に使う人はやりづらくて仕方がありません。なぜならかたづけがされていないから……。

かたづけをしないのは、明白な迷惑行為。そう言い切っても、いいです。

次に使うのが、自分自身であれば、どういう状態になっていれば活動しやすいか分かるので、そうなるようにかたづけをします。

これによって次に何かを始めるときは、準備とか環境整備をすることなく、すぐに活動できます。エンジンがかかるのも早いので、最初からトップスピードで活動できます。

ほかの人の場合も、同じ。「あの人は次にこういうことをするから、こうしておくとやりやすいはず」と推測して、実際に活動しやすくなるようにかたづけをします。

そうしておくと、次の人も準備や環境整備をすることなく、最初からトップスピードで活動できます。これも、きちんとかたづけがされていたから……。

たんに「キレイにする」「スッキリする」のが、かたづけではありません。次の活動をしやすくするために、かたづけをします。できる人は、例外なく実行しています。

つけ加えると、次に活動しやすくするためにかたづけをしても、スッキリするし、キレイにもなります。次の活動をスムーズにすることが、かたづけをする最大の理由と言えます。

(朝の独り言)
今月は、顎咬合学会講演のスライド作りと、東京医科歯科大学での講義資料の製作、自身の動画撮影などします。今年の講演はまだ動画配信ですが、早くリアルに出来る様になると良いと思います。やはり、直接でないと参加者の表情が分かりにくいです。表情が分かれば、その場での話の組み立てなどもできますし、リアルに質問された方が、質問者の趣旨をより理解できますので!
少しでも満足してもらえる資料を作りたく思います。