多かれ少なかれ、誰にでも欲しいものがあります。本当に欲しいものがあれば、何がなんでも手に入れようとします。
求めているものこそが、その人のレーゾンデートル――。そう言い切っても、過言ではありません。
求めているものをどうやって手に入れようとするのかを見れば、その人の生きざまが分かります。入手法そのものに、その人の人生が凝縮されています。
フライングしたり手抜きをしたりする人は、求めているものをラクに手に入れようとする人。1回や2回はそれでうまくいったかもしれませんが、何回もあるいは何年にもわたって手に入れるのは、不可能です。
最終的には、求めているものをほとんど手に入れられない人生を送ることになります。
こういう人はなまじっかうまくいったことがあるだけに、やり方を工夫することがありません。
いつでもどこでもどんなときでも求めているものをラクに手に入れようとして、それがゆえに失敗します。手に入らなかったことを「運」のせいにして、自分自身を変えることがありません。
仲間を集めて一緒に手に入れようとする人は、リーダーシップのある人。求めているものが大きかったり見つけにくかったりする場合、自分1人でやることに限界を感じ、仲間を集めます。
求めているものを手に入れる確率が高いタイプと言えます。
何より先頭に立って目指すべきところに導いていく度量がなければなりません。確実に入手できる方法を考える発想力も要求されます。
多くの人をまとめたり自分を律したりするので、常に自分自身を変革させる気概を持っています。
人と違ったことをやったり裏道を行ったりする人は、個性的な人。付和雷同や寄らば大樹とは、一線を画しています。
自分の力だけを頼りにしているので、群れるのを好みません。とっつきにくいところがあります。
あくまでも自分のやり方で正々堂々と勝負します。オリジナリティーを貫きます。手に入れるまでは時間がかかっても、求めているものを意外に確実に手に入れます。ビックリするくらい大きいものを手に入れるのも、このタイプです。
求めているものをどうやって手に入れるかを見れば、その人がどんな人なのかは、一目瞭然。あなたは求めているものをどのように入手しようとしていますか?