2017.3.18.

消去法で選ぶ人は、無難なものしか選択できなくなる、、、

「どれも似たり寄ったりでズバ抜けたものはないけど、この中から強いて選ぶとすれば、これになるかなぁ」……

「これ!」といったものがないとき、明らかにダメなものから除いていって、最終的に残ったものを仕方なく選ぶことがあります。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

いわゆる「消去法」のすべてが、悪いわけではありません。そうせざるを得ないときはありますが、それでもなるべくなら「しないほうがいい」ものだとは言えます。

消去法がよくないのは、自分でも納得していないことです。それは、「本当はこれではない」のだけれど、「ほかにないから、これにしている」という選択です。

そのときは仕方なく選んだだけだったかもしれません。しかしながら、それはその後の選択に微妙な影響を及ぼしていきます。

「これでいいか」……
納得せずに選んでしまうと、ほかの場面でも「これでいいか」と選ぶようになってしまいます。自分でも気づかないうちに、いつしかすべてのことを消去法で選ぶようになっていきます。

消去法で選んでしまうと、自分の審美眼が曇っていきます。いいものを選んでいく力量が衰えて、可も不可もない、無難なものしか選べなくなります。

目の前の1回の選択を消去法で選んでしまうと、そういう恐ろしい事態に発展します。これは脅しで言っているのではありません。

現実にそうなるから、言っているだけです。

もし選ぶときに「これでいいか」と思うものしかないとしたら、やり直しにする、あるいは中止にするかして、ひとまず選ばない。

それは勇気がいることですが、逆に言うと、本当にいいものを選べるようになるためのプロセスです。

リセットしたあとに再度集めたものの中から選ぼうとすると、「これでいいか」ではなく、「これがいい!」というものが見つかります。これを繰り返していくと、審美眼が磨かれていきます。

「これしかない!」と選べるようになったあなたは、もう消去法で選ぶ人ではありません。審美眼が磨かれた人になっています。

(朝の独り言☆)
今日は、合宿セミナー1日目でした。北海道から九州まで、全国から参加してくださり、嬉しいです。
明日は、9時から22時までです。明日も全力でやりたいと思います。
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