やらなければならないことをたくさん抱えていっぱいいっぱい……。そういう悲鳴を上げるに近い状態にあるとしたら、ハッキリ言ってキャパオーバー。頑張ってやっているのは間違いないにしても、「できない」状態にあります。
この状態を解決する方法は、2つ。1つが、やらなければならないことを減らす。もう1つが、自分自身のキャパシティーを増やしていく――。
順番は、減らすのが先。増やすのは、あと。「減らして、増やしていく」です。
真っ先に取り組むのが、やる量を減らすこと。自分自身の処理能力をはるかに超えたことをしているのですから、余裕を持って取り組めるくらいにまで減らします。
量を減らしたら「できない人」という烙印を押されてしまう……。そんな心配をしているとしたら、それこそナンセンス。現に「できていない」のですから、他人になんと言われようとも毅然として、やる量を減らしていきます。
目安としては、やらなければならないことの3分の2くらい。これくらいに減らすと、「いっぱいいっぱい」になることもなくなります。
とは言え、余裕ができたからと言って、すぐに量を戻してしまったら、元の黙阿弥。「ラクをしている」「手抜きをしている」と言われたとしても、ここは自重します。
次に取り組むのが、キャパシティーを増やすこと。自分自身の処理能力を上げることに取り組みます。
逆に言えば、処理能力が低いために、たくさんあるやらなければならないことをこなせなかったということです。ここに着手しない限り、キャパオーバーの問題は一向に解決しません。
腹を据えて取り組むのは、知識・スキルのレベルアップ。カンタンなことではありませんが、幸いにもこなす量を減らしたおかげで、時間だけはあります。
その余裕ができた状態で必死に知識・スキルのレベルアップを図っていきます。1カ月とか3カ月、場合によっては半年くらいかかることもあるかもしれません。
このレベルアップに取り組んでいくと、いつしか自分で想像していた以上にキャパシティーが増えていきます。その自分がかつて悲鳴を上げていた量に挑んでいくと、スイスイこなせるようになっています。かつて苦しんでいたのがウソのように……。
キャパオーバーになることは、誰にでもあります。そのときの対処法は、減らして、増やす。この順番どおりにやっていけば、いずれ難なく処理できるようになります。
(朝の独り言☆)
僕自身も モチベーションが上がらない時があるという話を 書いたことがあると思います。もちろん、モチベーションを上げる方法は知っています。その上での話です。こういう時、無理をしないことですが、どのようにするとモチベーションが上がるか 自分自身で色々と試みています。
そうすると意外に解決策があるんですね。
人生は、知識や理屈だけではありません。色々な体験から気が付くことがあるものです。
是非、何かの機会にお伝えしたく思います。