2020.6.10.

点と点をつなげていく、、、

 世の中には、2種類の人がいます。それは、「点と点をつなげていく人」と「線の上を行く人」です。
 どちらのほうが多いのかと言うと、圧倒的に後者です。前者はほんのわずかで、めったにお目にかかることができません。
点と点をつなげていく人は、線をつくる人です。やっていることはとても地味にもかかわらず、かなりのリスクを伴います。
点自体は至るところにたくさんありますし、それをつなげるのはカンタンなように見えますが、本当にそう思っているとしたら認識不足です。
点と点をつなげるとしても、左右どちらにするのか選択しなければなりません。もし判断を誤ってしまったら、全然違う方向に向かうことになってしまいます。
しかもただ点をつなげればいいというものではなく、目指すべき方向性があります。それは、明るい未来。
明るい未来が待っているほうに点をつなげて線をつくっていくのですから、カンタンそうに見えて、誰でもできることではありません。
暗い未来のほうに点をつなげて線をつくってしまったら、自分自身が何1つ浮かばれないことになります。
どれとどれをつなげるのかを判断するのに、慎重さと大胆さを併せ持つ必要があります。慎重さだけでは、決断不足になりがち。
大胆なだけでも、選択を誤りがち。両方のバランスがとれることで、目指すべき方向に点と点をつなげていくことが可能になります。
そうして点と点をつなげていくと、線ができます。多くの人は、そのできた線を通って明るい未来へたどり着けるようになります。
線の上を行く人は、あと出しジャンケンをするような人です。線がなければ明るい未来に行くことができません。もし線がなければ、この人が明るい未来に到達するのはおそらく不可能です。
自分では点と点をつなぐことをしないので、線ができるまでは待つことしかできない悲しい人です。
点と点をつなげる人はリスクばかりあって不公平のようにも見えますが、誰よりも早く明るい未来にたどり着ける人です。
あとから線の上をたどってくる人が到着するのはずっとあとのことですから、先行者利益をたっぷり享受できます。得られるトクはかなり大きなもので、ソンをすることなどありません。