2018.8.11.

無難な選択をする人は、外すのを怖がっている、、、

「これくらいがちょうどいいかな」「これなら、どこからも文句は来ないな」「あまり派手にすると、悪目立ちしてしまいそうだな」……

自分のすることに対して、可も不可もないものを選ぶ人がいます。いわゆる「無難な選択」をする人です。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

その選択は1つにとどまらず、いろいろなものに当てはまります。たとえば、自分のファッションから食事、仕事の進め方、あるいは相手への贈り物まで……。無難な選択をする人は、すべてのことにそれを徹底します。

たまには「奇抜な服を着てみよう」とか「これは役に立たないかもしれないけど、面白いから買ってみよう」と思うこともありません。どんなことでも無難な選択をしていきます。

断っておきますが、それが悪いわけではありません。無難な選択をする人は、「つまらない人」ではないです。

1つ言えるのは、無難な選択をする人は「外す」のを怖がっていることです。「ガッカリ」「面白くない」「ソンした」と感じることが許せません。「外れるくらいなら、可も不可もないほうがいい」と思っています。

それが進んでいくと、自分に合うかもしれない未知のものとの出合いがなくなります。自分を変えてくれる、なんだかよく分からないものを最初から拒絶しています。

自分を成長させてくれるチャンスをみすみす逃しているのですから、とてももったいないことです。

無難な選択をする人自身も、そのことにはうすうす気づいていながら、1歩踏み出せないでいます。残念ながら、無難な選択をすることが身についてしまっています。

ただし、自分を成長させようという気持ちがまだあるのであれば、こう考えるといいかもしれません。それは、5回に1回とか10回に1回は大胆な選択をする――。

これならいつもは無難な選択をして、5回目とか10回目とかの巡り合わせで、いつもとは異なるものを選ぶようにします。5回に1回とか10回に1回なら、外してもそれほど影響はありません。

こうして外すことに慣れてくると、柔軟になって大胆な選択ができるようになります。それは、あなたが新しいものに出合うチャンスを手にすることでもあります。