「ああ、もう間に合わない」「このままだとゴールできそうもないな」「かなり厳しくなってきた」……
タイムリミットが刻々と迫ってきているのに、完成や到着までほど遠いとしたら、人は焦ってきます。焦りは、誰もが感じるものです。
焦りは、一種の危機感です。それを持つこと自体は悪いことではありません。
もしタイムリミットが迫っているのに、「今さら間に合わないよ」「ゴールはできないな」「今からでは厳しいよ」とあきらめてしまったら、完成も到着もできません。それよりは、焦りのほうがはるかに健全です。
ただし、焦りを持つのはほんの一瞬だけ。それを持ち続けるのは、いいことではありません。
「間に合わない」という焦りは、一瞬だけなら危機感になります。ここでとどめておけば、「間に合うようにするには、今、何をすべきなのか」という思考と行動を促すことになり、局面打開につながっていきます。
ただし、その焦りをずっと持ち続けていると、危機感ではなく、別のものに変わっていきます。それは、「狼狽」です。
「どうしよう」「ヤバイな」「どうしていいか分からない」……
自分の置かれた状況にとまどい、うろたえて、冷静ではいられなくなります。「間に合うようにするには、今、何をすべきなのか」という正常な思考と行動ができなくなっていきます。
こうなると、やけっぱちな行動をしたり、無謀なことをしたりするようになります。自らダメージを加えて、自滅していきます。
焦りを感じるような状況になったとしても、「間に合わない」と決まったわけではありません。「間に合う」可能性は、残されています。だからこそ冷静になって、「今、何をすべきなのか」という思考と行動を導いていくべきです。
行動が決まったら、「間に合わない」などと考えることはせずに、きちんと「間に合う」ように全力でやっていくだけです。それしか今の自分にできることはありません。
焦りからは何も生まれません。焦ったときこそ「今、何をすべきなのか」と自分に問うて、必要な行動を導き出さなければならないのです。
(朝の独り言☆)
今日は、今後について充実したミーティングが出来ました。明日からは、三日間合宿セミナーです。かなりハードですが楽しみです。