ギャラの高い仕事が舞い込んだ。実力が伸び悩み、試験合格が厳しくなってきた。取引先が仕入れ先を変えようとしてきた……。
状況が変わって、目の色を変えてやる気を出す人がいます。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。
「一丁やるか」「これから巻き返すぞ」「絶対にやってやる!」……
状況が変わったのですから、これまでとは同じ対応をしていたのでは、うまくいかなくなります。
これまで以上に頑張らなければなりません。
とはいえ、急に奮闘しても、うまくいくものでもないです。目の色を変えなければならないようでは、先が思いやられます。
いい条件を提示されたり、実力が伸び悩んだり、不利になったりしたから、目の色を変えるのでは、本末転倒です。
状況が変わったからと言って、急に目の色を変えるのは、それまでそんなに全力を尽くしていなかった証拠です。
そもそも目の色を変えるような人は、それまで全力を出していないから、いざ頑張ろうとしても踏ん張りがききません。
慣れないことをしようとするのですから、ムリが生じます。
なんとか踏ん張れても、長続きさせるのはカンタンではありません。頑張れば頑張るほど、スタミナ切れを起こしてしまいます。
そういう人が急に全力を出すようになっても、結果が伴いません。
結果以前に、まずは日ごろから自分の持っている力を限界まで出すことを考えるべきです。順番を間違えています。
全力は、いつでもどこでもどんなときでも尽くすものです。そういう人が、状況が変わったときに、これまで以上に頑張れば、乗り切ることはできます。
いつも全力を尽くしていますから、ことさら目の色を変える必要もありません。ふだんよりちょっと頑張ればいいだけです。
こういう人は、状況が変わってこれまで以上の力を出しても、スタミナ切れを起こしません。結果を出すべく淡々と頑張り続けます。
日ごろから全力を出すようになったあなたは、もう目の色を変える人ではありません。結果を出せるようになるまで淡々と頑張る人になっています。
(朝の独り言☆)
明日は、プラチナコーチングです。私が唯一少人数で行っている、特別な時間です。本を読む、セミナーに参加する、コーチングを受ける。やはり、リアルに会うことは大切です。