立てた目標を達成できるかどうかは、「何がなんでもやる」という執念と行動が必要です。それらがなければ、どんなに低い目標であっても、達成できることはありません。
それらさえあれば、目標達成できるのかと言えば、残念ながら、違います。執念と行動がセットになれば、かなりの確率で達成できるものですが、ほかにも必要なものがあります。
それは、「目標の進捗状況の管理」です。このことに関心を払っている人は、驚くほど少ないです。目標達成を容易に成し遂げる人でも意外に知らずにいます。
目標の管理とは、現在までの進捗状況、および未消化状況、さらにデッドラインまでの残りの日数を逐次把握することです。
年初にも言いましたが、1年の目標は11月までに達成するべきです。
ということは、残りの日数は29日。その少ない日数で、今年の目標を達成するとしたら、現在までの進捗状況、未消化状況を把握できていなければなりません。
1年の目標を11カ月で達成するのは、カンタンではありません。もっとも、不可能でもないです。進捗状況と未消化状況、残りの日数を把握していれば……。
この3つを把握していないと、「まだ時間はたっぷりある」と油断したり、「今日は疲れたから、このくらいでいいや」と自分を甘やかしたりしがちです。また病気やケガをしてリタイアを余儀なくされると、目標達成は風前の灯となります。
1年は長い。またいつなんどき何が起こるか分からない……。だからこそ日々、きちんと管理していきます。
3つを把握していると、進捗状況が遅れぎみなら、1日あたりの行動量を増やしていきます。そんなに負担にならないし、残りの日数が少なくなったときに慌てて行動量を増やすよりよほど健全で安全です。
疲れたときは、回復を優先して行動量を減らします。その代わり、疲労回復したら、ペースをちょっと上げます。
このように現在までの進捗状況、未消化状況、残りの日数をきちんと把握すると、行動量を自由自在に調整し、目標達成のコントロールが容易にできるようになります。
結果として、目標を達成しやすくなります。