2016.9.11.

相手が変われるように導く、、、

営業部に配属された新人が仕事に慣れようともせず、ノルマを達成できなくても気にする素振りもい……。
新規のお客様をつくろうとしない部下に対して、「もっと足を運べ」と言ったら、やる気をなくす一方です。
ノルマの話を持ち出したら、辞めてしまう可能性もあります。相手を変えようとしても、ムダに終わります。
相手が変わるのを待てばいいのかと言うと、それもまた違います。望ましいことではありますが、時間がかかりすぎます。また本当に変わるかどうかも分かりません。
相手に「変わってほしい」と思うのであれば、一番確実で速い方法があります。それは、相手が変わるように導くことです。
洗脳したり脅したりすることではなく、相手が行動したくなるような気づきを与えていきます。
あなたがすることは、相手に寄り添いながら本音を聞き出し、それを実現させる方法を本人に考えさせること。相手の気持ちに寄り添って、こう聞いていきます。
「営業の仕事に身が入っていないように見えるけど、何か困っていることはあるのかな。私にできることがあれば、力になるから」
相手があなたの真摯な気持ちを感じたら、本音を話してくれます。実は、商品開発をしたくてこの会社に入ったのに、営業に回されて、仕事をする意味を見出せないと語ってくれました。
「そんなことを言ったって、今は営業部なんだから、文句を言わずにやるしかないだろ」
せっかく本音を打ち明けてくれたのに、こんなふうに言ったら、上司失格です。部下がやる気になれない原因が分かったのですから、本人の希望を踏まえたうえで、こんな考え方を披露します。
「営業という仕事は、たんにつくったモノを売る仕事ではないよ。お客様と最も身近に接する仕事だ。
つまり、お客様の声をダイレクトに聞ける。1人でも多くのお客様に会って、商品開発の要望を聞く。
それも、キミの仕事だ。営業が聞いたお客様の声を商品開発に活かしていくことで、ヒット商品がつくられていくんだ」
そう言われると、相手も営業という仕事の本質を考えるようになります。
少なくとも、今のままではよくないと気づきます。もちろん、すぐに成果が出ることはないかもしれません。
あとは本人が自分で考えて試行錯誤していくしかないです。
「変われ」と言っても、相手が自発的に変わることはありません。
それは、上司であっても、してはならないことです。できるのは、変われるように相手を導くこと。
このことが分かっていて、実際にできるのが、いい上司と言えます。
(朝の独り言☆)
今日は、プラチナコーチングでしたが、二ヶ月ぶりのメンバーの時間でとても充実しました。今は、原稿校正など、忙しくしています。新刊を楽しみにしていて下さい。ノルマの話を持ち出したら、辞めてしまう可能性もあります。相手を変えようとしても、ムダに終わります。
相手が変わるのを待てばいいのかと言うと、それもまた違います。望ましいことではありますが、時間がかかりすぎます。また本当に変わるかどうかも分かりません。
相手に「変わってほしい」と思うのであれば、一番確実で速い方法があります。それは、相手が変わるように導くことです。
洗脳したり脅したりすることではなく、相手が行動したくなるような気づきを与えていきます。
あなたがすることは、相手に寄り添いながら本音を聞き出し、それを実現させる方法を本人に考えさせること。相手の気持ちに寄り添って、こう聞いていきます。
「営業の仕事に身が入っていないように見えるけど、何か困っていることはあるのかな。私にできることがあれば、力になるから」
相手があなたの真摯な気持ちを感じたら、本音を話してくれます。実は、商品開発をしたくてこの会社に入ったのに、営業に回されて、仕事をする意味を見出せないと語ってくれました。
「そんなことを言ったって、今は営業部なんだから、文句を言わずにやるしかないだろ」
せっかく本音を打ち明けてくれたのに、こんなふうに言ったら、上司失格です。部下がやる気になれない原因が分かったのですから、本人の希望を踏まえたうえで、こんな考え方を披露します。
「営業という仕事は、たんにつくったモノを売る仕事ではないよ。お客様と最も身近に接する仕事だ。
つまり、お客様の声をダイレクトに聞ける。1人でも多くのお客様に会って、商品開発の要望を聞く。
それも、キミの仕事だ。営業が聞いたお客様の声を商品開発に活かしていくことで、ヒット商品がつくられていくんだ」
そう言われると、相手も営業という仕事の本質を考えるようになります。
少なくとも、今のままではよくないと気づきます。もちろん、すぐに成果が出ることはないかもしれません。
あとは本人が自分で考えて試行錯誤していくしかないです。
「変われ」と言っても、相手が自発的に変わることはありません。
それは、上司であっても、してはならないことです。できるのは、変われるように相手を導くこと。
このことが分かっていて、実際にできるのが、いい上司と言えます。
(朝の独り言☆)
今日は、プラチナコーチングでしたが、二ヶ月ぶりのメンバーの時間でとても充実しました。今は、原稿校正など、忙しくしています。新刊を楽しみにしていて下さい。