人間は考える葦である――。パスカルは、考えることは人間の持つ本質であることをこの言葉で示してくれました。
私ならこう言い換えます。人間は表現する葦である――。
表現することは、人間の持つ本質です。表現することは、生きることそのものです。
なぜ人間が表現するのかと言うと、主に目的は2つあります。1つが、自分自身を主張する。もう1つが、相手と良好な関係をつくる。この2つのバランスがきちんととれているのが、いい表現ができる人です。
人間は1人では生きていけません。誰かとつながるためにも、相手と良好な関係をつくる必要があります。相手に自分のことを理解してもらうためにも、表現力を磨いていきます。
相手に理解されることは、ある意味では、相手に合わせることです。必要なことではあっても、そればかり考えていては、自分のオリジナリティーが枯渇してしまいます。
自分の中にある固有のものを追求していくのは本能と言うべきもので、それを深掘りしていくことで、表現力もまた磨かれていきます。
自分のオリジナリティーを追求しながら、相手にも理解されるように工夫する――。それが、表現することです。
オリジナリティーをトコトン追求するのは、芸術家やクリエイターと言われる人たちに顕著です。それは悪いことではないですが、あまりにもトガりすぎてしまうと、理解されにくくなります。いわゆる大衆の支持を得られず、売れにくくなってしまいます。
これは、芸術家やクリエイターに限ったことではなく、一般の社会でも言えることです。独りよがりだったり、特定の年代や一部の集団でしか通用しない言い方をしたりしていると、なかなか多くの人に理解されることがありません。相手に理解されて初めて、表現力は成り立ちます。
相手の理解を得られるように自己主張する――。それが、表現力を磨いていくことです。難しいことですが、これは誰にも求められることです。
あなたは今日、きちんと表現しましたか。相手に理解されるように、自分のことを訴えていきましたか?
(朝の独り言☆)
今日は、来月ジョイントオペ準備を、産休のスペシャリストスタッフに来てもらい、色々と確認しました。さすがに、心強いです。いざというとき力になる人が、真の価値ある人だと思います。
🔘ファインシア講演前日、懇親会での写真です!