2018.8.4.

相見積りをとる人は、ラクして仕事を発注している、、、

何かの仕事をお願いするときに、相手側に見積もりを出すように要求することがあります。見積りをとらずに「こんなに高いの!」と完成してからビックリしても、あとの祭りです。

予算の範囲内で抑えるためにも、事前にどれくらいかかるかを把握しておくのは必要なことです。

もっとも、最終的にどこにするか決めるまでに、複数に当たって、それぞれに見積りを出してもらう人がいます。いわゆる「相見積もりをとる人」です。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

相見積もりはビジネスではふつうに行われていますが、決していいことではないです。なぜならそれは、相手を不当に扱っているからです。

確かにA社、B社、C社に相見積もりをとって、一番安いC社にお願いするのは、合理的です。それが、悪いわけではありませんが、仕事を受注したC社はともかく、A社、B社に至っては、タダ働きさせられたようなものです。

せっかく見積りを出したのに、「今回は見送らせてください」で終わってしまっては、A社、B社双方とも面白いはずがありません。「相見積もりをとって、買い叩いている」という評判を立てられてしまい、あなたにとっても、いいことはありません。

そもそも相見積もりをとるのは、仕事をしてくれる人をラクして探そうとしていることの裏返しです。どんなことを頼むのであれ、仕事を発注する以上は、相手との信頼関係が不可欠です。

自分のことを知ってもらうと同時に、相手のこともきちんと理解する必要があります。その過程で、「何か違うな」「この人で大丈夫かな?」と思うことがあったら、仕事を頼む対象から外してきます。「考え方がしっかりしている」「誠実に取り組んでくれる」と思えるところと出会ったら、ようやく仕事を発注していきます。

そのときお互いに信頼関係がつくられていれば、相手側も不当な価格を要求することはありません。間違いなく折り合える価格を提示してきます。相見積もりは、信頼関係をつくるプロセスを端折ることにほかなりません。

こうして信頼関係で結ばれた相手と仕事をしていけば、相手もあなたのためにしっかりやってくれます。あなたもその仕上がりに満足し、価格にも納得するはずです。信頼関係をきっちり構築していれば、相見積もりをとる必要などまったくありません。

(朝の独り言⭐️
今は、どこにいても動画配信ライブセミナーや対談音声収録などが出来ます。本当に便利な時代ですね!いかに時代についていくかは、好奇心しかありません。