2022.2.10.

紹介を求めない、、、

「誰かいい人がいたら、ぜひ紹介してください」……

ビジネス、プライベートを問わず、こんなふうに求めている人を紹介してもらおうとするのは、日常茶飯事。今日もどこかでこんなやりとりが行われているはずです。

誰かを紹介してもらおうとする心理は、確実性、安定性から来ています。豊富な人脈を持つ人のおメガネにかなった人なら、信用も信頼もできます。

公募したところで、求めているような人が来る保証はありません。「限りなくゼロに近い」と、言えなくもないです。

求めている人に出会えなかったら、時間もお金もムダにすることになります。それに比べたら、紹介の歩留まりはかなり高く、ときとして求めている以上の人に出会える可能性があります。ある意味では、求めている人に出会える最高の手段です。

もっとも、紹介は自ら求めるものではありません。ここまで言ってきたことと「矛盾している」と感じる人もいそうですが、「いい人を紹介してもらおう」と思っている人は、やめたほうがいいです。

その理由を単刀直入に言うと、紹介は誰かにさりげなく「してもらうもの」だから。求めるものではなく、されるもの。

「AさんはBさんと合うはずだから、紹介してあげよう」

そんなふうに自分の預かり知らぬところで話が進められ、引き合わしてもらうのが、紹介です。勝手に「向こうからやって来るもの」と言っていいです。

引き合わせようとする人は、両者の性格や適性、相性をきっちり見極めています。お互いにとってプラスになる出会いを提供しようとしています。もしお互いにとってマイナスになるようなら、紹介などしません。

間に立つ人がしっかり見極めるから、紹介の歩留まりが高くなります。それは、紹介する人の善意。そういう本質があるのですから、「紹介は求めるものではない」と、キッパリ言い切れます。

それでも「いい人を探しているから紹介してもらいたい」と言うのなら、こうアドバイスします。それは、「あなた自身が紹介されるにふさわしい人になる」こと。「あの人に紹介してあげよう」と思われる人になれれば、いくらでも求めている人に引き合わしてもらえます。

(朝の独り言⭐️)
今日の北京五輪は、男子フィギュア フリーがありました。羽生選手にはオリンピック3連覇と、金メダルを期待した声が周りにあったと思いますが、羽生選手自身は3連覇することよりも金メダルを取ることよりも、4回転半ジャンプ、クワドアクセルに挑戦することをつらぬき通し、果敢に向かっていった姿は、観ていた人に勇気や希望を教えてくれました。理想を求め新しいことや誰もやったことがない未知の挑戦に価値のあった演技だったと思います。彼の演技を見て、安住した生き方でなく、挑戦した生き方をしたいと思いました。