2019.8.21.

経験するから要不要が分かる、、、

仕事ができる人は、動きがスムーズです。かつどんな動きも、スマートに見えてしまいます。

それはなぜかと言うと、やるべきことしかしていないから。成果を出すために、やらなくていいことを一切省いています。

やるべきことだけを淡々とかつスピーディーにこなしている――。それゆえに動きがスムーズかつスマートになります。結果として、効率的に仕事をこなしています。

もっとも、仕事ができる人も、最初からそうだったわけではありません。一連の動きがスムーズかつスマートになるまでには、やらなくていいことをたくさんしてきたのは事実です。

もっと正確に言うと、やるべきこと以上にやらなくていいことをたくさんしていたということ。必要ではないことをやっていたのですから、時間がかかります。残業も相当していたに違いありません。

やるべきことと、やらなくていいことを両方やりながら仕事をこなしていくと、経験を積んでいきます。その経験が、のちのち活かされることになります。

「これは絶対にやらなければならない」「これはやらなくてもいい」……

経験を積むと、そういう判断ができるようになります。やらなくていいことをやめてしまうと、疲れなくなります。また時間も短くて済みます。

やるべきことだけをやっているので、動きがスムーズになってきます。それでいて成果が挙がっていきますから、余裕が出るようになります。それが、はたからスマートに見えるゆえんです。

やるべきことと、やらなくていいことの区別、言い換えれば要不要の区別は、経験がないとできないものです。経験を積み重ねるから、「これはやらなければならない」「これはやらなくてもいい」という判断が下せます。

経験がないうちは、やるべきことと、やらなくていいことをごっちゃにしていますが、それは仕方ないことです。要不要の判断ができないのですから……。

経験を積んで要不要の判断ができるようになると、仕事の質が一気にグーンと上がります。仕事ができる人は、要不要をきちんと判断しているから、やるべきことしかやっていないし、それで成果をしっかり挙げています。