同じことをやっているにもかかわらず、メキメキと上達してうまくなる人もいれば、まったく進歩せずに嫌気がさして途中でやめてしまう人もいます。世の中のほとんどの人は、このどちらかに分類できるとも言えます。
その違いはどこから来るのかと言えば、もちろん、生まれ持ったものではありません。人間の能力など、もともとそれほど大きな差があるわけではないのです。
仮に先天的な能力差があったとしても、五十歩百歩ほどです。その程度なら、カンタンに覆したり超えたりできてしまいます。
また差が「体力」に基づくものでもありません。確かに体力は「ない」より「ある」ほうがいいに決まっています。
それでも体力がなければ、「ない」なりに増強することは可能です。
始めたときはどうにもならないほどひ弱だったとしても、トレーニング次第で増強して、最終的には体力がある人より上回ることもできます。
能力でも体力でもないものが、「うまくいく/いかない」の差を分けるとすれば、その答えは、ただ1つ。それは、どれだけうまくなりたいかという「本気度」です。
どんなことであれ、始めたときは誰もが同じレベルにあります。そこからうまくなる人と、ちっともうまくならない人の差が出てしまうのは、どれだけうまくなりたいかという本気度の違いです。
本気にやっている人はうまくなっていくし、そうでない人は相変わらずうまくならないままです。
当たり前ですが、下手なうちは見てくれも悪いし無様です。それを「カッコ悪い」とか「みっともない」「恥ずかしい」と思っているようでは、うまくはなりません。
逆に、見てくれを気にする人は、すぐにやめてしまいます。それは、「本気」ではないから……。
本気で「うまくなりたい」と思っているのであれば、無様でもカッコ悪くても、気にすることがありません。「うまくなりたい」一心で、見てくれを気にする余裕もヒマもないです。
その本気度を持ち続けている限り、最初は下手でも、少しずつではあってもうまくなっていきます。どんなに時間がかかっても、うまくいくようになります。
本気度は、能力や体力を超越します。本気度に、うまい下手はありません。
(朝の独り言⭐)
明日は、歯科衛生士学校の最終講義です。講義が終わりましたら、直ぐに病院に戻り、一日インプラント手術になります。故堀江さんのお通夜と告別式、300名以上の方々が来てくれたそうです。本当にありがとうございました。