2019.1.17.

自ら率先して降りない、、、

仕事でも勉強でもスポーツでも、時間というものは、残りがゼロになるまで与えられています。極端なことを言うと、最後の瞬間までは自分がどんなふうにでも自由に使える時間です。

誰かに迷惑をかけるのでなければ、与えられた時間内は思う存分やっていいし、やるべきです。そこまでやらなければ、納得する結果は得られません。

「あと1分しかない」のであれば、その限られた時間でできることをすべてやっていきます。さすがに1分しかなければ、「何をしようか」と悠長に考えているヒマはありません。「これをやろう!」と即決して、残り五十何秒は全精力をそれに注ぎます。

その結果は……。「神のみぞ知る」といったところでしょうか。

自分ができることは、ギリギリまで追求していくべきです。やれることは可能な限り、なんでもやっていく――。それくらい貪欲な人でなければ、結果を出すのは難しいものです。

残り時間が少なかったり、あと少ししかチャンスがなかったりすると、「もうムリだな」「なんかダメっぽいな」「これが限界かな」と、早々に白旗を揚げる人がいます。

あなたにも、そういう傾向が見られるかもしれません。

やっている途中で、「難しそうだな」とか「時間が足りない」とか感じることはありますから、弱気になるのは致し方ないことです。とは言え、残された時間で何が起こるかはまったく分かりません。

「火事場のバカ力」を発揮して、起死回生を起こすことは十二分にあり得ます。最後の最後まで結果を出すべく粘っている限り……。

少なくとも言えるのは、「ムリ」「ダメ」「限界」と思った瞬間にゲームセットになること。たとえ持ち時間がたっぷりある、またはチャンスが山ほどあるとしても、もう結果は出ません。そう言い切ってもいいです。

なぜなら本人が「降りてしまった」から……。それは、まだ可能性が十分に残っているにもかかわらず、自ら「結果が出ない」という選択をしただけのことです。

そう、「ムリ」「ダメ」「限界」と思うことは、自ら率先して降りること。ただたんに自分自身が「結果が出なくていい」という選択をしているにすぎません。

残念ながら、そのことに気づいていない人は、驚くほどたくさんいます。